約束 1年 富田英寿
こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただく1年の富田英寿です。
高校1年生の夏、大好きだったおじいちゃんが亡くなった。
77歳だった。
おじいちゃんとは生まれてからずっと一緒に暮らしていた。
小さい頃は毎日一緒に遊んでもらっていてどこに行くときもおじいちゃんと一緒だった。
だから本当に亡くなった時は信じられなかったし、受け止めることが出来なかった。
亡くなる数日前におじいちゃんと約束した。
『必ずプロサッカー選手になる』
おじいちゃんに伝えると手を強く握りしめて「がんばれ」と言ってくれた。
それを聞いたときは涙が止まらなかった。
それが最後の会話だった。
数日後、おじいちゃんは天国へ旅立った。
おじいちゃんが火葬されて天国に行くときには無理言ってプロなっておじいちゃんに見て欲しかったチームのユニフォームも一緒に連れていってもらった。
亡くなってから1カ月は現実を受け止めることができず、何をするにも気力が湧いてこなかった。
もっと生きてるうちにやってあげれることはなかったのか。
サッカーでもっと活躍してる姿を見て欲しかった。
後悔ばかりが頭をよぎっていた。
そんな毎日を過ごしていたが、ふとしたときにおじいちゃんがサッカーの話をするときはしつこいくらいに毎回話してきたことを思い出した。
『人の二倍三倍努力しろ』
言われていた当時はそこまで真剣には受け止めていなかった。
しかし、今となってはサッカーで成功するために大事なことをいつもおじいちゃんは口酸っぱく伝えてくれていた。
おじいちゃんのと約束、残してくれた言葉は絶対に無駄にしない。
今のままではプロになれないが、地道に努力して絶対に掴み取る。
どうしたらプロになれるのか日々考えながら自分と向き合っていく。
自分の可能性を信じて。
おじいちゃんにいい報告ができるように。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
次は的確な審判力とわがままなボディでみんなから愛される筑井諄くんです！お楽しみに！
東洋大学体育会サッカー部 1年 富田英寿
富田英寿(とみた・ひでとし) 2001年8月29日生まれ
明海FC→malvaサッカースクール→柏レイソルU-15→柏レイソルU-18
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