試合から学ぶもの 2年 荒井涼
徳さんからドリブルがキレキレと紹介を預かっちゃいました、今回のブログを担当します、荒井涼です。拙い文章になりますが、読んで頂けると嬉しいです。
前期の拓殖戦を皆さんは覚えているだろうか。
私は忘れたくても忘れられない、そんな1日だった。
あの日はりょーたくん(4年/田頭亮太)がJリーグに帯同していて、当日まで右バックが誰が出るのかわからなかった。
もしかしたら自分かな、緊張するな。
初めての関東リーグがスタメンだったりして。
そのようなことを思っていた。ミーティングで名前が呼ばれ、あ、自分が出るのかと自覚をした。アップが始まり、やってやろうという気持ちの反面、体が全然動かなかったのを覚えている。夢の中で走るときに足がもつれるような、現実でもそんな感覚だった。
そして試合が始まり緊張のせいか、思ったようなプレーがなにひとつできなかった。いつも簡単にできることがとても難しく感じた。
しかも2失点に絡んでしまい、自分の情けなさを痛感した試合だった。僕のデビュー戦は散々な形で終わってしまいとても悔しかった。
なのに、そこで山之内(2年/山之内佑成)というヤバいやつが「今日のMVPはお前だ」とかなんか言ってきて顎を殴ってやろうかと思った。
やっとチャンスが回ってきたのに何をしてるんだ。
帰ってからもずっとそのことで頭がいっぱいだった。
そしてその後の1週間ボールを受けるのが怖かった。いつもの視野の3分の1くらいしかなく、ボールを受けても変なプレーしてしまう自分にとても腹が立っていた。
「あー、今年終わったな」
そんなことを考えていた。しかし、次の関東リーグでベンチに入り、急遽だったが、試合に出ることができた。
自分が試合を決めて前回の分取り返すと思いながらプレーをした。その結果ラッキーなことに得点を決めることができた。その日は緊張もとくにせず自分のプレーを出せた気がした。
その後もちょくちょく試合に出場することができ、関東リーグの空気感を2年生になってたくさん吸うことができた。
このシーズンを通じて、失敗から学ぶものや試合から感じ取るものは多くあった。関東リーグは途中出場含め、6試合ほど経験したが、まず自分はメンタルが弱いなと思った。
普段できるようなことが緊張するとダメになる、そんなんじゃプロになれないなと痛感したが、ネガティブなことだけではなく、他の試合では自分の持ち味を出せる試合もあった。
だが、関東リーグのスピード感、インテンシティの高さ、強度、メンタル、どれも自分にまだまだ足りていないなと実感した。もっと自分を奮い立たせ、突き詰めてやっていかないと思えたシーズンでもあった。
まだインカレが残っているので、それに向けて日々の練習一つ一つのプレーにこだわって、頑張っていきたい。そして4年生と練習できるのも残りわずかなので、がめつく飯についていきたいなと思います!
次のブログは2年マネージャーの大松美咲です。
何書いてくれるか楽しみにしときましょう。
お楽しみに!
東洋大学体育会サッカー部 2年 荒井涼
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