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プロサッカー選手に夢はない 4年 前田宙杜

こんにちは。

まず初めに、日頃より東洋大学に多大なる応援、ご支援をして頂いている皆様に、心より御礼申し上げます。
今後とも東洋大学体育会サッカー部を宜しくお願いします。

前回のブログで吉澤壮太から紹介に預かりました、前田宙杜です。毎度のブログで力説していますが、僕が2人に愛情を注いでいると自負しております。異論は受け付けません。

マネージャー達が飛ばしてきてくれやがったので、ふざけた事を言わずに真面目に思いを綴っていきたいと思います。拙い文章になるかとは思いますが、最後まで読んで頂けると幸いです。


「プロサッカー選手」


そう聞くと皆んな、「かっこいい」、「お金持ち」、「良い車に乗ってる」、「綺麗な奥さんがいる」などと、キラキラさせたイメージを抱くだろう。実際自身もそうなりたいと思い、本気でプロサッカー選手を目指してきた。

中学時のクラブチームで当時のスタッフに「死ね」と言われた事や、ミスが重なった時にボールを蹴り付けてくるスタッフもいたり、

高校時では、いつまで経ってもサブキーパーで、選手権に出る事なく卒業してしまったり、

決して順風満帆なサッカー人生とは思えないが、それでも必死にもがいてきたと思っている。

そういった反骨心を持ちながら迎えた大学サッカー。
この4年で自分の将来を決めてやるという決意を胸に関東に足を踏み入れた。

しかし、ここでも上手くいったかと言われれば、そうでも無い。

当時の4年の青木くん(青木裕太選手/2022年度卒)を始め、今までやってきた事を否定する程の反射神経や体の使い方、技術など、全てに圧倒的な差を感じ、自分が惨めに感じた事は少なく無い。

「今の自分がプロサッカー選手になれるわけが無い」

天狗になっていた鼻をガッツリ折られた気分だった。

 そこからはひたすらトレーニングに励む毎日。

1年時のキーパーコーチ(渡辺英豊コーチ/現ザスパ群馬GKコーチ)の英さんに反発しながらも、決して見捨てる事なく厳しく指導して頂き、感謝しても仕切れない部分が多くある。

そうして着実に力をつけて行き、公式戦にも出場することが出来た。

そして2年時、キーパーコーチが代わり、岸さん(岸本浩右コーチ/現ONODERA FC GKコーチ)に特にメンタル面を叩き直され、必死に食らいつき、関東リーグ初出場、後期8試合に出場を果たした。インカレこそは出ることが出来なかったものの、大きく成長ができた一年だった。

3年時では、当時4年の康平くん(川上康平選手/現ファジアーノ岡山)の壁を破り切ることが出来ず、3試合の出場。同期がスタメンに定着し始め、さらにプロ内定者が2人出るなど、周りの成長速度に遅れを感じ、焦りが隠しきれず、プレーにも影響してしまった一年だった。何かしなきゃという自分自身にかけたプレッシャーが仇となり、空回りすることが多かった様にも思う。

迎えた4年、最初は勝ち悩んだが、後期負けなし、4連勝を果たし、個人的にもパフォーマンスが上がってきたと思う。ありがたい事に自身の事を評価して頂き、いくつかのプロチームに声もかけて頂いた。

しかし今だに結果は出ず、後輩がプロ内定と、自身の力不足にやり場のない憎しみが込み上げていく。

そして練習参加する度に感じる、理想と現実の違い。

タイトルにもした、「プロサッカー選手に夢はない」

その言葉の通り、冒頭で説明したキラキラしたプロサッカー選手とはかけ離れていた。

全員が血ヘド吐く様な苦しい思いして、未だに報われない努力を続けて、それでももがき続ける殺伐とした世界に自分は入ろうとしているのかと、サッカー選手に対して抱く夢が揺らいだ部分もあった。世間が想像するサッカー選手はほんの一握りだという事を体感した。


それでも自分はプロサッカー選手になりたい。


決して暗い部分だけが見えた訳では無く、明るい部分も沢山見えた。好きな事をして生活できる事、ファンにサインを求められる事、大きな歓声を浴びれる事、ここでは書ききれない事が沢山あり、よりサッカーに対する夢が広がっていった。
何よりもまだまだ長く好きなサッカーをやっていたいとも思えた。

全ては自分次第で解決できる。

なんならプロサッカー選手という戦場に突っ込み、足掻きまくって夢をもぎ取ってやりたい。そんなワクワクとした感情しか湧き出てこなくなった。

自身の夢を叶える為にも、まずは目の前の試合に集中して、勝ち続けていこうと思う。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回のブログは、なにもかもがデカい石黒幹太君です。具体的に何がデカいかはご想像にお任せします。乞うご期待を。

東洋大学体育会サッカー部 4年 前田宙杜

前田宙杜(まえだ・ひろと)2002年10月29日生まれ
岩田FC U-12→岩田FC U-15→京都橘高校

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