見出し画像

『4度目のインカレ』4年 高岸奈央

こんにちは。背番号39高岸奈央です。
今日から四年生のブログが始まります。
毎日見てくださいね!

さて。

これまで、何人かの後輩が熱いブログを書いてくれた。
どれも泣けるし、どれも伝わる。
最高の決意表明で、最高のメッセージだと思う。
ありがとう。

昨日のブログの麻裕とは、中学の頃からもう8年間一緒にサッカーをしている。
真っ直ぐで、面白くてかわいい後輩。
決断を全力で応援するよ。

さて。インカレへの想い。

私にしか書けない、
私にしか見えない景色ってなんだろう。
私にとっての、インカレ。

----------------

みんなにとって、私たち4年生が勝たせたい先輩ならば、私にも勝たせたい先輩たちがいた。

一年生の時のインカレ

今までの3年間、兵庫の三木防で終わった夢。

私はピッチの外で、その先輩達があっけなくサッカー人生を終えるのを、目の当たりにしている。
終わる時なんて、一瞬だ。

グランドのフェンス越し。
言葉の通り、最後の一秒まで声を出し
声を枯らし続けて応援した先輩。

ピッチ内で泣き崩れることさえ、許されない。
身を切るような寒さの中、試合後の片付け、洗い物、急いで着替えて積み荷。

あまりにもシビアな世界だ。
それでも文句も弱音も吐くわけでもなく、ただ静かに声をかけてくれる。

ボトルを洗いながら、
「来年は西が丘に観に行くからね」と
横断幕を泣きながら片付けながら、
「今までついて来てくれてありがとう」と
荷物を運びながら
「来年は、ピッチで奈央の姿を見たいな」と
頭を叩かれ、
「絶対に腐るんじゃないぞ」と

そうやって受け継いできた。
素敵な先輩たちがいた。
勝たせられなかった。

----------------

私は昨年、負けた試合でカメラマンをしていた。
その日に書いた日記。

ゴール裏からの映像
準々決勝、ずっとゴール裏からレンズ越しに試合を見ていました。
試合を見るというよりかは、単体の人を追っているので、シュートが入ったかさえわからないです、正直。
それでも攻撃側を撮影できた前半、勝てる試合だと撮影しながら強く思いました。
何度もシャッターチャンスがある。
1人だけじゃない、沢山の人の写真が撮れる。勝ち試合の時の写真の量だったと思います。

レンズ越しだとこんなに近くに見えるのに。

何度も思いました。

それでも失点したゴールは遥か遠くで、
自分はこの中で戦えないことに歯痒さしか感じませんでした。

「試合に出れなきゃ意味がない」
みんなが何気なく言うこの言葉が、頭から離れません。

今までの自分のサッカー人生は無価値で、何の意味のないものだと言われている気がします。

それでも、この10年間を意味のあるものにしたい。
最後の一年。
それができる最後のチャンス。
チームで勝ちたいことももちろんですが、自分は自分に勝ちたいです。

この日からもうすぐ一年。
遂にくる。インカレ。
私にとってのインカレは、私自身に勝てる場所になるだろうか。

----------------

『日本一になる』


これは私1人で見ている夢じゃない。

同期10人と
チームメイト39人と
スタッフと
沢山のOGと
サポーターの方々と

全員で獲りにいく、目標だ。

あと1ヶ月。
短いようで長く、寒いようで激アツな冬が始まる。一瞬の青春。懸けます。

----------------

最後まで見ていただきありがとうございます。

昨年度から立ち上げた広報ですが、このようなブログもたくさんの方々に見ていただけて幸せな限りです。

広報一同、全力でインカレをお届けします。
最後までよろしくお願いします。

広報四年 高岸奈央

泣き虫の葵との写真

さてさて、明日のブログは同部屋の葵です!
いつもみんなのブログ読んで、泣いた〜とか言ってます。
結構ガチ泣きしながら読んでます。
だからみんなも心して読んであげてください。

それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?