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2.22 FC東京 vs 町田ゼルビアの展開を予想する
いよいよホーム開幕戦ですね。
気の利いたフォーメーション解説とかをしたいのですが、面倒なのでいつも通り文字の圧力強めで書きます。
このブログが大人気コンテンツになったら頑張ります。
てなわけで、過去の松橋さんが町田をどう戦ったのかをざっくり振り返ります。
口調が安定していないのは、まだ書き慣れてないからです。
1. 2024年 新潟 vs 町田:3試合のおさらい
第1戦 (J1第17節:町田ホームで1-3)
• ビルドアップ
序盤、新潟は4バックで組み立てようとしたけど、町田の前線プレスが想像以上にキツくて苦戦。そこで中盤の秋山裕紀が最終ラインにスッと下がって、パスコースを作ってビルドアップを展開。シームレスに切り替えているので恐らく予想した形だったのだろうと思う。
これで町田の2トップ+サイドハーフのプレスを迷わせて、ビルドアップを安定させた。
• 守備面
攻撃と守備の切り替えがめちゃ速いスタイルで、ボール取られた瞬間に数人でガッと囲ってカウンター封じ。とはいえ、一瞬の隙を突かれて町田のカウンターで失点もした。でも後半リードしてからは割とブロック作りつつカウンター合戦にしなかったので、最終的には3-1で勝利。
• 得点パターン
1点目は相手のCB間にドリブルで突っ込む感じのショートカウンター。2点目は高い位置で奪った速攻。3点目はセットプレー絡み(オウンゴール誘発)。守り固めてる町田相手だけど、多様な形からゴール決めた。
第2戦 (J1第28節:新潟ホームで0-0)
• ビルドアップ
新潟がボール握って攻め続けるけど、町田がかなり引き気味にブロック作って守りを固めた。で、新潟もサイドから崩そうと試みたけど、最後のところで町田の集中力が高くてゴール割れず。
• 守備面
新潟は失点ゼロ。町田のロングスローとかセットプレーを警戒しつつ、カウンターもトランジション速くして許さないようなやり方。お互い決定力不足もあってスコアレスドローに終わった。
• 得点パターン
両チームとも0点。新潟はいろんな崩し方トライしたものの、町田のブロックを最後まではがせなかった。
第3戦 (ルヴァン杯準々決勝1stレグ:新潟ホームで5-0)
• ビルドアップ
新潟がまたボールを動かしながらサイドとか中央を攻略。
そもそも劣勢だったにもかかわらず町田は前半に退場者(藤尾翔太が一発レッド)を出したことによって事実上終戦。
• 守備面
数的優位を得てからはほぼ“やりたい放題”に近い形。町田もロングボールやロングスローでワンチャン狙ったものの、新潟のDF陣が跳ね返して完封。
• 得点パターン
サイド崩し、ショートカウンター、セットプレーetc…
やりたい放題だったので、パターンもなにもという感覚
2. 松橋監督の戦術のポイント
1. 試合中に柔軟なフォーメーション変化
• 4バックでも相手のプレスが厳しかったら、ボランチを下げて3バック化して数的優位を作るオーソドックスな対応。
• 逆に相手が引いてくるならサイドやハーフスペースを使ってじっくり崩す。
2. ショートカウンターの鋭さ
• ボール取ったら一気にドリブルで仕掛けたり、中盤のプレスで相手のビルドアップを潰してからそのままゴールまで持っていく。
• 相手が繋ぐチームだとハマりやすい。ビルドアップに不慣れな町田が後方から組み立てようとするときはこれがドンピシャで突き刺さった。
3. セットプレーも侮れない
• FKとかCKだけじゃなく、ロングスローに対する守備とかもめちゃ注意してた。
4. 前線の流動性
• FWと2列目がポジションチェンジして、マークを混乱させることを良くする。
• 敵CBを引き出してできたスペースにサッと入り込むドリブルやスルーパスを多用する。
5. 試合状況に応じた対応力
• リードしてる時は無理に攻めず、相手に持たせてカウンター狙い。
• 攻めきる場面ではワイドに厚みかけてサイドからクロス連打。
• それでもダメなら前線に人増やしてパワープレー的なやり方も辞さない。
3. 2025年 FC東京で対町田戦はどうなる?
(1) 3バック or 4バック?
恐らく3バックは継続する。
橋本拳人が間に合えば中央に据えて、それ以外は恐らく据え置きじゃないだろうか。
高さに対応するならエンリケを使うかもしれない。
(2) 攻撃vs守備
• 町田は前線からハイプレスかけてボール奪ったら縦に速いというお得意の形は変わらないはず
• FC東京は「つなぐ→ダメならロングボール→セカンド回収」の両面を用意するはず。前回新潟がやってたように、相手の出方で柔軟に対応。
• 特に町田はロングボールからFWがポスト→周りが走り込むパターンが強烈なので、3バックなら数が合うので多少は楽になる。
(3) カウンター警戒
• 松橋監督は新潟でも町田のカウンター対策を結構徹底してて、それがハマったから結果出てた。
• FC東京でも攻めてるときにカウンター喰らわないよう、即時奪回をどれだけ徹底できるかが肝になる(ので橋本拳人頼むよ)
• 町田はロングスローの二次攻撃も強いから、FC東京は無闇にタッチ割らないとか、セットプレーの守備準備をしっかりするとか、そういう細かいところが大事になる。
(4) 点の取り方は?
• 松橋監督らしいサイド崩しからのクロス、あるいは早めの仕掛けでDF間を突くドリブル、セットプレー…バリエーション多め。
• 橋本拳人が出られるなら、中盤でのプレス&素早い攻め上がりが期待できる。
• 前線の連携(仲川や俵、ヒアンとかの動き次第)で相手CBをかき回す作戦も充分ありそう。
まとめ
「新潟vs町田」の2024年3試合を見ても分かるとおり、松橋監督は相手の出方に合わせて戦い方を明確に変えるタイプ。
さらに、町田の良いところ(ロングスローとかカウンター)を事前にかなり研究して、その対策をチームに落とし込むのが上手い印象。
FC東京でも同じように、
1. 後ろから繋いで主導権を握る
2. ダメならロングボール交えてプレス回避
3. カウンター喰らわないように即時奪回
4. 追いかける状況ならパワープレー含む修正も辞さない
となると思う
明確に勝ちにいくなら、一定の所まで運んで、相手のCBにヒアンを競らせてる。エラーが出たらそのままシャドーの2人でシュートまで持って行く。
五分五分になるなら、そのボールを拾った選手に猛烈なハイプレスをかけて改修という、ブレントフォードとかが大得意な、ボールを捨てるという戦術で来ることも考えられる。