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FC PARK

クソガキでのんべんだらりと生きてきた。
わがままで独り善がり、人数分あるケーキをふたつ食べ、人を傷つけ迷惑かけて。

ノリータのヒモになり、結婚して子どもができて、しつけなんてどこ吹く風で、子どもが小学生になって地元少年団でサッカーを始め、誘われるままコーチになった。

子どもの為とか責任とか、そんなこと全く考えていなかった。
行きたい時に行きゃあいい。
そのぐらいの感覚、ただ「オモロそうじゃん」のスタートだった。

時の過ぎゆくままにこの身をまかせてきたのに人生って不思議。

鼻くそほりながら(嫌々)参加したキッズリーダー講習で、インストラクターの第一声「子どもは小さな大人ではない」って言葉にゼッペキ頭を撃ち抜かれた。

その瞬間から、子どもとは?楽しさとは?スポーツとは?どんどん湧いてくる好奇心にまかせて講習会に赴き、人の話を聞き、学ぶようになった。

自分に勇気をくれた指導者、大好きな池上正さんの話。

池上さんがジェフユナイテッド市原のコーチだった頃、オシム監督に「子どもたちにはどんなトレーニングが良いのですか?」と聞いたら、そのアンサーは、

「サッカーをさせてあげなさい」

だったそうだ。

おおお…ムムム…その心は?

オシム監督が池上さんに投げかけた、ジュニアサッカーに携わる者への課題(そんな風にわたしは捉えた)。

その哲学には、子どもの未来、育成、豊かな人生の真髄が散りばめられているのではなかろうか。。。

そんなこんなんで言葉の意味を追い求めてコーチを続け、16年が経過した時、2022年に『FC PARK』というチームを立ち上げた。

「サッカーで遊ぼう」をコンセプトにしたコミュニティ。

自分なりに辿り着いたのがこれだった。

遊ぶことって発見や想像に溢れている。
遊びから好奇心や探究心、独創性や創意工夫が生まれていく。
サッカーの本質は、リスペクト&コレクティブ、これすなわち「協力する・助け合う・分かち合う」こと。
仲間を信じる&感じることを伝えながら子どもたちの心を育みたい。

FC PARKは、軽やかに、明るくワイワイがやがや、チームや団体、地域の垣根を越えて進んでいこう。
そんな気持ちでいたら、人と地域を繋ぐハブみたいなコミュニティになれるかもしれない。
時には、子どもの止まり木、休憩場所になれたらイイな。
気軽においで。

わたしはミッチェル。
勝手にオシム監督の意思を引き継いでいると思い込んでいる57歳のピーターパン。

どうぞよろぴく!


FCパークのマスコット『ムニョス』
ムニョスは名前のとおり、ムニョムニョ してて、思っていることの半分も言えないんだ。
でもね、サッカーをプレーしながら色んなことをかんじて、色んなことを知る んだ。
そして自分のことや仲間のこと、話ができるようになったらいいね。

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