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【ドイツ語発音】長母音と短母音 #306

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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


第281回から305回まで「再帰代名詞・再帰動詞・相互代名詞」について解説し練習してきました。
note ではマガジンにまとめましたので、復習に活用してくださいね↓


今週はドイツ語発音の「長母音と短母音」について解説します。


ドイツ語では母音の長短をしっかり区別して発音することがポイントになります。


日本語の母音は「あ い う え お」の5つだけですが、ドイツ語の母音は長音と短音のペアになっていますので倍になります。
さらに3つの変母音も長短で2つずつあります。


長母音と短母音の発音はそれぞれ違いますので、しっかり練習しましょう。


長母音は短母音よりも口周りに力が入って、調音器官 の筋肉が緊張した状態になり「緊張音」と呼ばれます。

短母音力を緩めて発音します。調音器官 の緊張が緩まりますので「弛緩音」と呼ばれます。


日本語には「緊張音」と「弛緩音」の区別がありませんので、違いを意識することが大事です。


原則として、アクセントのある母音は、その後ろに子音が1つだけある場合は長母音になり、子音が2つ以上続く場合は短母音になります。

たとえば
Name(名前)
はアクセントのある母音 a の後ろに子音が1つだけあります。
この場合は母音になり /a:/ と長く発音するわけです。


日本語の「あ」よりも口を縦に大きめに開けます。舌は下げたままで、はっきりと発音しましょう。
Name


Hand(手)
は母音 a の後ろに子音が2つ続いています。
この場合は母音になり /a/ と短く発音します。
緊張を緩めて発音してみてください。
Hand


また
Stre(通り)
のように後ろに ß がある場合は母音になり、
Tasse(カップ)
のように後ろに ss がある場合は母音になります。

発音してみてください。

Stre

Tasse


あと、母音になるのは
Bahn(鉄道)
のように母音の後ろに h が付く場合と

Saal (ホール)
のように母音が続く場合です。

発音してみてください。

Bahn

Saal


以上のように、今日は長母音 /a:/短母音 /a/ の例をあげて説明しました。

明日から他の母音の例もあげながら練習していく予定です。

それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!


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