【ドイツ語発音】語末、音節末の b は無声音 #274
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Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
第252回から272回まで「比較表現」について解説し練習してきました。
note ではマガジンにまとめていますので、振り返ってみてくださいね。
「比較表現」に関する文法はまだありますが、初級文法としてはこれで十分です。
頭で理解できたら、あとはどれだけ繰り返し練習するかによって使えるようになるかが決まってきます。
その際、発音も大事ですので、特に間違いやすい発音について取り上げていきますね。
そこで今日は「語末、音節末の b 」の発音について練習します。
以前、第250回で「間違いやすい語末の d の発音」について解説し練習しました。
語末、音節末の d は無声音になるのでしたね。
d のほかにも b と g も語末、音節末にあると無声音になります。
これをずっと間違ったまま、有声音で発音する人が多いので気を付けましょう。
まずは語末、音節末の b について練習しましょう!
たとえば「半分の」という意味の形容詞 halb は b で終わっています。
[b] という有声音にならないようにしてください。
[p] という無声音です。
[halb] ではなく [halp] となります。
言ってみてください。
halb [halp]
この時「ハルプゥ」と母音がくっつかないように気を付けることが大事です。
「ハルプゥ」ではなく [halp] と子音で終わることを強く意識しましょう。
この子音終止については、第251回で説明しました。
数字の siebzehn の b は音節末にありますので、これも無声音です。
[ziːb] ではなく [ziːp] となります。
言ってみてください。
siebzehn [ˈziːpʦe:n]
他にも次のような単語があります。
lieb(好きな、感じの良い)
der Korb (かご)
der Staub (ほこり)
der Staubsauger (掃除機)
発音に集中できるように、冠詞は除いて発音しますので繰り返してください。
lieb
Korb
Staub
Staubsauger
いかがでしたか?
慣れるまで発音練習してみてくださいね。
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!