僕はFC今治のビジョンが好きです #はじめてのJリーグ 橋本英郎
Jリーグが開幕した年は中学2年生。プロ化で湧き上がる日本サッカー界を体感した橋本選手。当時の雰囲気や今年はじめてのJリーグを迎える今治で感じることを語ってくれました。
1993年にJリーグが開幕したときの雰囲気は覚えていますか?
サッカーを続けるにあたって、Jリーガーを目指すという新たな目標ができました。
サッカーをはじめたきっかけは6つ年上の兄の影響でした。Jリーグが開幕したころ、僕は中学2年生、兄は20歳でサッカーを止めてアメリカンフットボールに転向していました。
兄はプロサッカー選手になりたかったと思います。しかし、Jリーグ以前はその受け皿があまりない時代でした。なので兄には「お前にはJリーグがあっていいな」とうらやましがられましたね。
そして、Jリーグが開幕すると社会的にも大ブームとなりました。
開幕戦のヴェルディ川崎対横浜マリノスをテレビで観戦したのを覚えています。試合では、ヴェルディのマイヤー選手がミドルシュートを決めたのが印象的で、プロサッカー新時代の幕開けを感じました。
(Jリーグ 公式Instagram より)
Jリーガーになりたいという思いになったのはいつ頃でしょうか?
実は、プロになるのをあきらめた時期があります。だから、「なりたい」というより「なれない」と感じたことの方が記憶に残っています。
中学1年生のとき、同級生に稲本潤一選手(現在はSC相模原に所属する元日本代表選手)などがいました。彼らは関西選抜やU-12の日本代表だったり、ずば抜けて凄い選手でした。
そういう選手たちと一緒にプレーすることで、「きっと、こういうやつらがJリーガーになっていくんだ……」と思い、自分とは違うと一線を引きました。
彼らの様な世代トップの選手と自分の力の差を考えると、「大学にサッカーの推薦で行けたらいいな」ぐらいの気持ちで、当時はサッカーに取り組んでいました。
それでもJリーガーになった訳ですが、はじめてJリーグのピッチに立った時の思い出は?
プレッシャーもありましたけど、点を取って結果も出すことができ、いい形でデビューすることができました。
僕は、高校3年生の夏にガンバ大阪のユースからトップチームへの昇格を打診され、それを受ける形でプロの選手生活をスタートしました。デビューはプロ2年目のナビスコカップで、この試合で結果を出さないと、プロとして残っていけないと自身で思っている状況でした。
試合当日はすごく緊張していました。
しかし試合直前に「次試合に出られるチャンスはいつ来るかわからない、夢に見ていたプロの舞台を楽しもう」と気持ちが切り替わり、一気に世界が変わりました。土壇場で緊張が解けたことにより、自分のパフォーマンスも出すことができ、それからリーグ戦にも出場するようになりました。
様々な経験を経て、今治に来た理由をお聞かせください
しっかりとしたビジョンのあるチームでプレーしたいからです。
今治はJリーグのチームになることだけでなく、J1で活躍する、AFCチャンピオンズリーグに出場するなど、クラブとしてのビジョンをしっかりと見据えていました。環境面でもスタジアムの問題などひとつずつクリアをすることで、クラブが掲げるビジョンに向かって、着実に一歩一歩進もうとしていることに、良い印象を持っていました。
僕が在籍している間にどこまでそのビジョンに近づけるかは分かりません。しかし、チームの一員としてそのチャレンジに関われるのは非常に魅力的です。今年はじめてJリーグを体験する選手が半分以上います。Jリーグで戦うことでそれぞれの選手にどういう変化が起きるのか? その面も凄く楽しみにしています。
夢スタの雰囲気についてお聞かせください
あたたかい雰囲気ですよね。応援に来ているというより観戦に来ている感覚。その中で、勝ってくれたらよりうれしいな、という気持ちで見られていると感じます。
湧き上がるような歓声や「いけー!」とか直接声を出して応援ということはそんなに多くありませんが、いいプレーをしたときは、スタジアム全体に喜びの雰囲気を感じます。
これからJリーグになって、対戦相手のサポーターもJFL時代とは違った雰囲気となると思います。その中でFC今治としての応援スタイルがどんどん確立されていくと面白いと思いますね。
最後に開幕を待ちわびるファンの方へメッセージをお願いします
僕らも試合が出来なくて、日々苦しい状況です。スペイン人のリュイス新監督になり、チームは新たなチャレンジをしています。延期がなければ、公式戦を重ねて少しずつチームは完成形に近づけたのですが、延期されたことでみなさんの前でプレーするころには、完成形に近いチームをお見せできると思います。
今シーズンのスタイルは、今後のFC今治のサッカースタイルの土台となっていくものだと感じています。その中でも、僕が一番大事に考えているのは、楽しみながらプレーをすることです。選手がピッチで楽しんでいる姿を見て、ファンの方も一緒に楽しんでくれたら嬉しいです。
応援よろしくお願いいたします。
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