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前のめりは、素敵だ|岩元陽菜

MGR #岩本陽菜
県立多摩高校出身

明るい笑顔が印象的なマネージャー。彼女のサポートはピッチ内外でチームのサポートを後押しした。

岩本陽菜最後のメッセージ


MGR #岩本陽菜

明るい笑顔が印象的なマネージャー。彼女のサポートはピッチ内外でチームのサポートを後押しした。

 いつも一橋大学ア式蹴球部を応援してくださり、ありがとうございます。4年マネージャーの岩元陽菜です。
 まずはこの場をお借りして、この4年間の部活動生活を支え、彩ってくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。沢山の壁にぶつかる中で、周囲の人に支えられ、引退まで活動することができました。

 4年間を振り返ると、後悔することも多かったなあ、というのが正直な感想です。
 活動の中で1番印象に残っているのは、4年の夏オフ前最後の東大戦です。コロナの影響で中止になってしまった企画が多かったものの、大々的に広報し600人もの観客を集め試合を行いました。有難いことにベンチに入らせてもらって、私たちチームを応援しにきてくださったたくさんの観客の方と共に、勝ち点3を得ることができました。

 その時、沢山の制約の中でここまで大きなことを成しえた後輩に対して、大きな感動、羨望、そして少しの後悔を感じました。

 わたしの部活動生活には言い訳や逃げが多かったように思います。コロナのせいで活動が従来と同じようにはできなくなったから、クラブの活動形態が変化し新しい立場の人と接する仕組みができあがったから、要因は確かに沢山ありました。そういった状況に言い訳をして、新しい物事に挑戦することを諦めた部分があります。

 困難な状況の中でも常に新たなことを見つけ、変化をやめないのがこの部活のみんなだと思っています。

 マネージャーになったのは、頑張って物事に打ち込む人が眩しくて、憧れで、そんな皆がもっと輝いている姿を見たいからでした。各々状況も、目指しているものも、少しづつ違うけれど、新しいことにチャレンジを続ける部のみんなが、わたしにとっては誇りでした。
 自分自身の活動はそういったことから逃げてた部分も多くて、マネージャーとしてなにか部に残せたものがある訳でもなくて、恥ずかしい気持ちも残っています。
 それでも前のめりに進んでいくみんなと一緒に活動できたことは、人生において本当に本当に大切なピースのひとつだと思います。

 ここでもらった沢山の経験、そして少しの後悔を、今後の人生で昇華させていきたいものです。

 最後に、繰り返しにはなりますが4年間関わってくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。先輩、後輩、OBOGの皆さん、保護者の方々、そしてなによりも自分を受け入れ、一緒に活動してくれた同期に、心から感謝します。

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