十人十色|米凛太朗
まずは、この場を借りて僕たちのサッカーする環境を支えてくださり、いつも応援、声援を送って下さった保護者・OBをはじめとするすべての関係者の方々に感謝の気持ちを伝えたいです。皆様のおかげで非常に充実したア式生活を送ることができました。
本当にありがとうございました。
さて、引退から約2ヶ月が経って、学年対抗戦を終えたその日にブログを書いています。せっかく卒部ブログを書くからには何かオリジナリティを出せればと思っています。
自分のア式生活を振り返ると、おそらく大半の部員とは少し違った部分があると思います。SSP、留学、長期インターン、5年一貫プログラムなど色々やりました。今振り返るとめちゃくちゃ生き急いでいるやつみたいですね。
今回のブログではそんな僕のア式生活を振り返って、読者の方には「ア式蹴球部にはこんな変なやつもいるのか」と少しでも印象に残ることができると僕としては幸いです。
1年生
僕たちサ式の代はコロナの関係で8月くらいから活動が始まりました。僕は小平寮に住んでいたのですが、小平グラウンドが使えなかったので片道40分くらい自転車でグラウンドまで練習に行っていたのが印象的です。当時は食事ラインという制度があって、外食をする余裕もなかったので、一人暮らしの僕は練習・自炊・バイト・授業で1日が終わっていた気がします。
商学部にはSSPといって、2年生から英語で商学部の授業を受ける選抜制のプログラムがあって僕はそれに応募しようと考えていました。ほぼ1年次の成績で選抜されるので割と授業は真面目に受けていた記憶があります。(それでも1年次で6単位落としました)
2年生
晴れてSSPに合格したのは良かったのですが、ここからが大変でした。2年に上がるタイミングでAチームに上がって練習時間が昼間になったので、毎週木曜日に授業と練習が被って練習に行くことができませんでした。木曜日は毎週紅白戦が行われるため、週末のリーグ戦でプレーするための大きなアピールの場なのですが、それに出ることができなかったのは苦しかったです。2年生の後期には、Aチームでのプレーを諦めてBチームで毎日練習に参加することを選びました。Aチームでプレーする同期が多かったので苦渋の選択でしたが、当時の僕は割と前向きだったと思います。
SSPの授業はどうだったかというと、周りは帰国子女で英語ペラペラの人や、純ジャパなのに結構英語喋れる人ばかりだったので苦労しました。だけど2,3ヶ月くらいで慣れて、少しずつ楽しくなってきました。
(ただ、グループワーク課題が多く、夏の学年旅行の日にはみんなが川で遊んでる中一人課題をやっていました。)
また、僕は留学したかったので、2年生の後期からTOEFLという英語の試験の勉強も始まりました。その成績によって行ける大学が決まるので1回3万円する試験を3回も受けてなんとか目標点数を達成しました。
3年生
僕は3年生の5月に部を休部しました。決まっていた留学自体は9月からだったのでだいぶ早い休部になったのですが、なんでそんな決断を下したのかはあまり覚えていません。多分色々あったと思います。同期でキャプテンの渡邉直樹からポジションを奪える未来が見えなかったとか、少しだけだけどリーグ戦に出ることができて燃え尽きてしまったとか、留学に向けて色々準備したかったとか。
5月に休部してからは、縁があった外資コンサルティングファームで長期インターンをしていました。初めての出勤で英語のミーティングの議事録を取らされたのは驚きましたが、留学前に刺激的で学びのある日々を送ることができたと思います。
留学中はア式のことは基本的に忘れて楽しい日々を過ごしました。ただ、ずっと留学先でもサッカーをやっていたので、やっぱり自分サッカー好きなんだなって改めて感じました。
4年生
留学から帰国後、8月に復帰して3ヶ月くらいプレーしました。5年一貫プログラムといって、学部4年と修士1年を同時平行で進めるプログラムに入ったので、正直復帰してから引退するまでが4年間の中で一番忙しかったと思います。
朝部活に行って、昼から授業、授業後は課題、学部の卒論、就活をやっていました。部活を引退した時は多忙な日々から解放されることで少しホッとしたことを覚えています。
まとめ
こうやってこれまでの4年間を振り返ると、かなり忙しかったし、大変な時もありました。基本的にやりたいと思ったこと、興味があることは全部顔を突っ込んでしまうので、時々キャパオーバーになる時もありましたが、それでもすごく楽しかったのはア式があったからだと思います。毎日グラウンドに行けばみんなと一緒にサッカーができる環境があることに感謝しています。
ア式での過ごし方は本当に十人十色だと思います。ア式は各部員がやりたいことを後押ししてくれる環境なので、自分のやりたいことがある人は是非ともそれに向かって挑戦して欲しいです。時には苦しい時期があるかもしれませんが、目標を諦めなければ、それは後から振り返って必ず良かったと思える瞬間に変わっていくと思います。
まとまりがなく拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
改めて、同期、先輩、後輩、保護者の方々、家族、OB、ア式に関わるすべての人に感謝したいです。ありがとうございました。
米凛太朗