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冬休み|深田勇輝
Profile
深田勇輝
出身高校:県立横浜翠嵐高校
学部:商学部
ポジション:SB
なぜもう一度ブログを書いているのだろうか。答えは簡単です。この間出したブログのクオリティがとても低く、先輩方の卒部ブログが更新されるたびに心が苦しくなったからです。なぜあのようなブログを書いてしまったのか。一つには、期限を超過してしまい、早く出さなきゃという気持ちから書きたかったことを省略してしまったこともありますが、一番大きい要因は、自分の性格上自分の一番言いたいことを隠し、誰かに察してもらいたいと思い、伝えたいことを伝えられないことにあります。自分は優しいとよく言われます。でも自分自身優しいとは全く思いません。優しさには2種類あると思います。それは、言いたいことを言わず、周りを傷つけないようにする優しさと、その人のために言いたいことをはっきり伝えられる優しさです。自分は圧倒的に前者です。気になっていることがあっても、周りの目を気にして自分の言いたいことを言うのが怖くなってしまう。それに加えて自分は意志が弱いです。次の試合こそはプレー中に気づいたことを言おうと思っていても、実際試合になると言いたいこと・気づいたことを言えず、もやもやを抱えたままプレーしたことも何度もありました。本当にダサいし情けないなと思います。そんな自分を変えたいと思うからこそ、わがままではありますが、自分の伝えたいことを書き直しをさせてもらい、こっそりと差し替えてもらいました。
書き直しをしてまで何を伝えたかったかというと、自分と同じ代、セ式に対する思いです。前回のブログにも書いたように、あと1年で最高学年、2年で引退というものに直面して、焦りを感じている。ここまでは、下位学年であったこともあって、リーグ戦に出場したのが、3人という状況も受け入れられていた。自分からしたら、その3人との差がどんどん開いていくんじゃないかという不安もあったけど、それよりも同期が試合に出て活躍しているのが嬉しかったし、誇らしかった。4年生が引退し上から2個目の代になった。4年生の引退を受けてAチームにいるセ式の数も増えたし、練習試合も何人かはスタメンで出れている。Bチームでも、セ式がチームの中心になりつつあるし、日ごろの練習から盛り上げようと頑張ってる。自分があまり部のことに関わっていないために詳しく知らないことを申し訳なく思うが、スタッフのみんなもそれぞれの役割の責任が重くなっていくなか、新しいことにチャレンジしたり、部をより良くしようと頑張っている。入部当初からまぎれもなく成長しているし、できることも増えている。
けど何か焦りがある。改めて振り返ってみると成長を実感し、部の中での役割も増えてるのにも関わらず焦りを感じている。多分それは自分が笑って引退できるか不安だからだ。思えば、小学生の時も中学生の時も高校生の時も最後の試合はやり切ったという感情より、悔しい気持ちでいっぱいであった。笑って終えられたことは1度もない。大学で本気でサッカーを続けようと決めたのも、やり切った感情を得たかったからであると思う。サッカーときちんと区切りをつけるために大学でもサッカーを続けることを決めた。でもなんで笑って引退できるか不安なのか。多分みんなと笑って引退したいと思う気持ちが強いから。
じゃあどうすれば笑って引退できるのか。やり切った感はどうすれば得られるのか。理想は、日ごろの練習に死ぬ気で取り組み、リーグ戦での目標を達成することだと思う。その時、ア式が1部だろうが2部だろうが3部だろうが目の前の試合に全力で挑み、勝つことができればやり切ったといえるだろう。でも自分は少し違うと思う。この「やり切った」は、自分だけが感じられるものである。みんなでやり切ったといいたい。だから、自分が笑って引退するためには、セ式全員で笑って引退することが必要だ。
プレイヤー・スタッフがともに、自分の目標を達成する。かなりの理想論だし、難しいと思う。けど誰一人として後悔せずに引退するには、成し遂げなければならないと思う。現状、プレイヤーはスタッフにしてもらっていることが多い。1部残留とか2部優勝に向けて戦う試合を応援してもらっているのに、プレイヤーは果たしてどれだけの人がスタッフの活動目標を応援できているか。もちろん、プレイヤーとして活動しつつも部としての活動をこなしている人がア式に何人もいることはわかっている。ただ、スタッフ全員に部としての応援を強いている以上、自分たちもスタッフの活動にもっと関わっていくべきではないか。自分自身あまり関わってこなかったからこそ、これを口だけで終わらせないようにしたい。
セ式にはコーチングスタッフが2人もいる。自分自身のプレーについてアドバイスを得やすい環境にいるし、彼らがどれだけの時間をスカウティングやフィードバック、練習作成に時間をかけているか分かる。それを一番近くで見てきているセ式が練習でも彼らのために一番頑張らなきゃいけないと思う。
それぞれの代にそれぞれの特徴があると思う。セ式は一番弱い代とされていたし、サークルっぽいとも言われた。確かに、実力的にも弱かったし、練習に遅刻・欠席も多く、ふわふわしていて多くの人に迷惑をかけた。それでもここ最近は遅刻なども減り、日ごろの練習でも気持ちが入っていると感じることも多い。練習でできなかったことを放置するのではなく、練習後に改善しようとしている姿も見る。間違いなく変わってきているし、変われると思う。大学生になってから技術面が向上することはないと言われるけども、そんなことないよなーとセ式を見ていて感じる。セ式は全員が努力できる代だと思う。だからこそもっと努力できると思うし成長できると思う。今年の夏シ式の先輩方が努力している姿を見た時、セ式ももっとやらなきゃと思った。でもできる。さとるが本気で状況を変えたいなら誰の目にもとまるくらい努力しろって言ってたけど、冬の期間がそのチャンスなんじゃないかと思う。目の前の成長できるチャンスで成長しようと努力できる代だと思います。一緒に頑張ろう。
リーグ戦の規定上セ式全員が最後の1試合にピッチに立つことはできない。もちろん、それに加えて後輩もいるわけだから、少し残酷だと思う。でも今それが分かっているからこそ、最後の試合に誰かの分まで試合に出られたときに、不甲斐ないプレーをしないよう日頃の練習に取り組みたい。自分自身、今の立ち位置に満足していないし、偽りの優しい自分を捨てて、リーグ戦出場をつかみ取れるように、死ぬ気で頑張ります。
最後に、かなり照れくさいことを書いてしまいましたが、これが今の本心です。また、セ式に向けた文章となってしまいましたがセ式が笑えればそれでいいという訳では全くありません。ア式という場所がほんとうに好きですし、日頃お世話になっている先輩・後輩のために、自分が、そしてセ式が少しでも部に貢献したいと思っています。長くつたない文章となりましたが、読んでくださりありがとうございました。