ずっとずっと大好きです|阿部海斗【#卒部note】
はじめに
お世話になってます。一橋大学ア式蹴球部4年の阿部海斗です。
最近はお湯を飲むことにハマっています。水分をたくさん取ることが健康に良いという情報を得てから、はりきって毎日飲んでます。自分にとって良いことをしているなと思うと、幸福を感じるタイプです。
今回のブログの目標は、自分の書きたいことを書きながらも、読者の皆さまが思わず読み進めたくなるような、真っ直ぐな文章を書くことです。
部活中に不定期で書き溜めた日記を眺めつつ、引退後に考えた内容も含めて、丁寧に言葉を紡ぎたいと思います。
最後のブログです。よろしくお願いします。
Laughter
このブログにおいて伝えたいことは、
自分に言い訳をしない。自分との約束を果たす。そんな人間になりたい。
というこれからの目標である。
この目標に辿り着くきっかけとなった2つの出来事について書くことにする。
1つ目は、2021年11月17日の引退試合での出来事。
厳しい試合展開ながらも、4年生2人が得点を上げ、難敵相手に勝利を収めた。勝てば3位という大切な試合をものにし、素晴らしい結果でリーグ戦を締めくくった。
苦しみつつも闘い抜いた達成感に、最後まで走り抜けた充実感に、涙を流す選手がたくさんいた。
でも、自分の目に涙は出てこなかった。
どうせやるなら最後は泣いて終われるような大学サッカーにしたい。
そう思ってやってきたけど、思い描いていたラストにはならなかった。
なぜか。
自分に正直になって考えれば、大体の事柄の原因は分かる。
涙が出なかった理由。
それは、すべてを出し切った4年間だったと、自分に報告することができなかったから。
たぶんこれに尽きる。
結果がどうであれ、自分が納得できる取り組みをしていれば、それだけで十分だった。
2つ目は、2021年12月9日のゼミでの出来事。
この日は卒論発表会をした後に、先生から最後のお話があった。
そこでの言葉が痛いほど自分に刺さって、今でもその情景を鮮明に記憶している。
少しだけ内容に触れると、
人間の持つ生命の輝きは、外生的に与えられるものではない。
自分のやりたいことをやり通せるか。
持てる資源を余すことなく注ぎ込めるか。
これによって決まる。
というような話をしていただいた。
引退した後にモヤモヤしていた感情が、綺麗に言語化された気がした。
他者や平均との比較ではなくて、自分が納得できる行動を取っているか。
こういう基準で人を観察するようになると、キラキラした人は一目で分かる。
何かに夢中になったり、真剣に打ち込んだり、そういうときの人間の姿は、いつも美しい。
最後に
このブログを書き始めたとき、最後くらいは明るいことを書いて、引退に華を添えようと思っていた。
でも、間違いなく存在した負の感情を隠して文章を書くことは、自分に嘘をついているようで、逆に虚しくなってきた。
だったら、思ったことは正直に吐き出して、きちんと消化してから次に向かおう。
そういうふうに思考が変わっていった。
ただ一つ言えるのは、もう一度大学生活をやり直せるとしても、迷わずア式に入部する。
この思いに嘘はないし、そう思える時点で素晴らしい4年間だったと思う。
自分一人の力ではこんなにも充実した時間にはできなかったので、関わってくれたすべての方々にお礼を申し上げたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも一橋大学ア式蹴球部の応援をよろしくお願いします!