#35:子どもたちのイタズラは想像力の塊!?
今回は、『子どもたちのイタズラは想像力の塊!?」
というテーマでお話させていただきます。
これは僕が海外で働いてときの話になります。
働いていた園では子どもたちの記録を
壁に写真を貼りながら、先生たちのコメントも入れながら飾る
というスタイルをとっていました。
その月のテーマや先生が気になった項目を設定し
写真を貼り、子どもたちの姿を保護者に共有する形をとっていました。
ひとつ面白いなと思った視点、価値観がありました。
その月のテーマが『イタズラ』になっており
子どもたちがいたずらしているところを写真に収めて
テーマにして保護者の方々に共有をしていました。
そのイタズラというテーマが面白く
「なんでイタズラがテーマなの?」と質問をしてみました。
すると「イタズラしている時が子どもたちの想像力が一番働いている」と
「子どもたちの感性や創造性というものが一番働いてる瞬間なんだ」という
お話をされていて
「確かにそうか」と思いながら
先生方はそのイタズラしている場面というのは
微笑ましいところもあり、子どもらしさが一番発揮されている場面だ
というお話をされていました。
確かに「イタズラ」というと
なにかものを壊してしまったり、壁に落書きをしてしまったりという場面もあると思いますが、
遊びの中で意図的に
これは少しやっていいかな、やっちゃだめかなというライン
その中で子どもたちが遊びを作り出し
友達と協力したり、遊びを作っている、想像している場面
というところがあると思います。
僕ら大人の目があると隠れてみたり、隠してみたり
ちょっと見えないように工夫してみたり
という場面が多々あると思いますが、
そういういたずらしている子どもたちは
イタズラという感覚があるのか
そういう場面でこそ子どもたちの想像力が働いているというお話でした。
もちろん何でもありってわけではなくて
社会の良し悪しや社会関係などがあるので
例えばお友達のものを壊してしまったり、他人に迷惑をかける行為は
僕らも伝えて行かなきゃいけないところだとは思います。
子どもたちが少しだめかな?やっていいかな?と思い
遊んでいるラインを見つけた際
そういうことをしているなとこちらが理解した場合
もしそれがだめなことだったとしても、一度その気持ちを受け止める
ちょっとその行為を待って、子どもたちがどういう想像力を働かせているか
の部分まで読み取れると少し面白いのかなと感じました。
これは大人側のジャッジ、価値観も含まれますので
どれぐらい待つか、どこら辺まで引き伸ばすか というのは
答えのラインが不安定ではありますが、
子どもたちと関わる際に
今いたずらしてるなっていうのが分かった際は
想像力が働いているんじゃないか、子どもらしさがすごく発揮されてるんじゃないか
という視点を持って見てみると、少し面白いのかなと思って
今回のお話をさせていただきました。
少しでも参考にしていただければうれしいです。
エピソード by あやと