#20:子どもたちの語る物語がとてもかわいい
子どもとのエピソードをご紹介させていただきます。
今回のテーマは、
”子どもたちの頭の中の物語”
というテーマでお話しさせていただければなと思います。
子どもたちが語る物語についてのお話になります。
先日の話になります。
雨が降った日の午後に虹が見えたことがありました。
僕らの部屋からも虹が見えて、
その時は子どもたちと部屋の中にいたのですが、
「虹がある!虹がある!」「レインボー!レインボー!」
と子どもたちもとてもうれしそうに教えてくれました。
その日の帰り、お母さんがお迎えに来られた時に、
「今日虹が見えたんだよねー!」とお母さんに虹が見えたお話を伝えました。
すると、
その子が
”もうなくなっちゃったんだよ” と言ったので、
”どこいっちゃったのかなあ?”と聞いてみると
”ネズミさんが食べちゃったんだよ”と言いました。
その子は、ネズミのぬいぐるみが大好きでいつもよくそれを持って遊んでいるんです。
”そのネズミが虹を食べてしまった”と言っていました。
”あっネズミが食べちゃったんだー”と聞き返したら、
”ネズミさんが虹を作って、自分でその虹を食べてしまった”と
”だから今はその虹がないんだ”というお話を
僕とお母さんに一生懸命してくれました。
その虹が出た、見えたときに
その子がその話をすでに頭の中で作り上げていたかは、定かではないですが、
今日の遊びを振り返ってみたときに、頭の中でそのような物語ができて
僕らに一生懸命話しをしてくれました。
3歳頃になるとお話もすごく上手になってきて
自分の感じたことや自分の考えてることなど
今回のエピソードのような物語、自分の中のストーリーを一生懸命お話ししてくれます。
3歳頃までは頭の中がファンタジーと言われていて、
世界がファンタジーに見えているという説あり、
とてもかわいいお話を伝えてくれます。
その日、その話を僕が聞いていて思ったことは、
子どもたちの想像力は、ほんとに無限大だなと思いましたし、
頭の中でその子が言葉と言葉をつないで物語を作り出している、生み出している
という想像力と可能性と成長にとても嬉しく思ったりしました。
あとは対話の部分。
僕とお母さんが話してるところだったり、
僕の質問に対してその子がしっかり考えて、
自分の気持ちを述べているというところ
が対話として紡いでいったなと感じます。
”虹どこいっちゃったのかなあ”と言う質問に対して
その子としてはネズミが食べてしまったと。
その時に考えたのか、ずっと頭の中で考えていたかは分からないですが、
僕の質問に対して頭の中で考えて、想像力を広げて、言葉を自身で紡いでいくという感覚がみられました。
とても一生懸命話しているので、その姿にほっこりし、癒されて、とても可愛かったです。
今後もこれからも、子どもたちとの会話だったり、子どもたちの発信する言葉だっやストーリーを一緒に共有して楽しんでいければなと思います。
少しでも参考にしていただければうれしいです。
エピソード by あやと