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#10:歩き始めの子がどのように歩行を楽しむことができるか

今回は、0歳児の歩行について。

歩き始めの子どもたちが練習という形ではなくて
どのようにして歩行を楽しむことができるのか
のお話ができればなと思います。

これは、実際に0歳児のクラスに入ったときに実践している方法になります。

歩き始めで歩かないといけないから、歩く練習をしようと言って
両手をもって、補助をして歩くという形あると思います。

実際に喜んでいる子どもは喜んでいるし、
ただ逆に
補助されることを少し嫌がったり、歩くのがほんとに嫌な子もいると思います、

では、
それを無理に歩行練習といって
両手を持って歩くと安定するからといって
子どもの気持ちをおざなりにして、
歩行練習をするのかはどうなのか。

歩く練習という意味での
代わりになるような遊びの方法を考えてみました。

その時に思い浮かんだのが、
「あるこう♬あるこう♬」のトトロのさんぽの曲。

ある時、おもむろに口ずさんでみると
ニコニコしながら自分で立ち上がって歩く子が。
歌に楽しさを感じで、歩くことに楽しさを見出している。

これは、
認知が発達しているというところと
音楽を歌うことでどんな効果があるのか

と思い
調べてみました。


音楽と運動について
背景音楽、リズムに同期して
○5ヶ月から24ヶ月の子どもたちでもリズム運動をする

さらに
○背景音のリズムに身体運動を同期させることで快感情を換気させるようなことがある
○プラスの感情と音楽と運動が合わさると、そういう快の感情も合わせて持つことができる

大人で考えてみると
好きな音楽を聞いてリズムに乗ってみたり
ダンサーさんなど音をきいて踊ることで
気持ちをたかめることとかもあるかと思います。

ちなみに、
0歳児の子たちが、さんぽの背景音に引き込まれ、運動が促進されること
運動のリズムが引き込まれることは引き込み効果というものになります。

特にこれは歩行運動中に生じることが知られている

また、
背景音のリズムの引き込み効果は体の身体運動だけではなく
認知処理にも影響を与える。

とありました。

このように、
あそびの形でどのように楽しめるかを方法を探してみると
より子どもたちを深くみることができるのではないかと思います。

0歳児の子たちは発達が日に日に進んでいくので
遊びの中でどんな成長があるのか
どんな意味とか効果があるのか
と考えることは、私達保育士にとっても一つの専門性になっていきます。

少しでも参考になっていただければ幸いです。

エピソード by りょうすけ

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