2018年1月にみた映画 その2
正月明けに映画館&旅行の飛行機内でみた映画の備忘録。
ネタバレありますのでご注意ください。
ダークタワー
日本未公開、機内鑑賞。英語字幕。主演はアカデミー賞受賞のマシュー・マコノヒーとパシリムのイドリス・エルバ。1月27日公開予定。
感想:色んなマコノヒーがあなたの性癖を刺激する
ファイアーボールちらつかせるマコノヒー(でも使わない)
胸元ざっくりお色気たっぷりマコノヒー
マフラーをしゅっと外すマコノヒー
エプロンでお出迎えマコノヒー
戦闘力が中二病なマコノヒー
エルバに迫るマコノヒー
エルバさん、ガンスリンガーっていう職業?なんですが、エクスカリバーを溶かしてつくった銃って設定だけでごはん3杯いけるわボケ!対するマコノヒーは職業:ソーサラー。日本語字幕だとなんて翻訳されるんだろう…?とかくキング・アーサーと同じ匂いがします。イット同様、スティーヴン・キング原作って言われると納得。エクスカリバー銃を撃つとき、謎の呪文を唱えるんだけどこれがまたかっこいい。スレイヤーズっぽい。「闇よりもなお暗き存在(もの)~」って感じ。伝われ…!ラストバトル、中二病全開すぎて草生えた。最高!
The Glass castle
日本未公開、機内鑑賞、字幕なし、2018年8月日本公開予定。邦題「ガラスの城の子どもたち」主人公はブリー・ラーソン。ある女性記者の回顧録(メモワール)らしい。久々に胸糞悪いドラマだった…主人公の両親役、ウディ・ハレルソンとナオミ・ワッツを5回くらいひねり潰したくなりました。ヒッピーというか、アメリカ中を転々とする自由な両親に育てられた4人のこどもたち。満足な教育も受けられず、友人もおらず、家族だけの閉じられた空間で生活するうちに「なんか違う」と気づいた主人公たちはひとり、またひとり自立していく。ブリーは記者として成功して、周りが羨む縁談もつかむんだけど、最後の最後で家族との縁が邪魔をする。なんというか、兄弟姉妹はいいけれど、両親がクソすぎて見るにたえなかった…子どもたちが巣立ってからホームレス同然の暮らしをしているし、お金の無心には静を出す。「いくらいるの?」「たぶん、1億円くらい」この会話で、たったこれだけで、どんだけ両親が無知なのかわかる。つらい。つらすぎる。最後までブリーは笑顔をみせないんですよ。クソ親父が死んで、残った家族で食卓かこってるときに笑顔をみせるけど、泣いてるようにみえてさ。傑作ノンフィクション!ってどっかで紹介されてたけど、私には地獄のような映画でした。長女のサラ・スヌークは可愛かったよ!
Brad's Status
日本未公開、機内鑑賞、字幕なし。ベン・スティラー主演。アマゾンスタジオ製作。ひとり息子の大学受験についてく話。音楽専攻してイェール大学もいけそうだけど、やっぱりハーバードも捨てがたい…と言い出した息子、親としてひと肌脱がねば!とベンが頑張るのかと思いきや、自分の大学時代の友人たち(そこそこ成功している)と比較して落ちこんだり、あせったり。ミドルエイジ・クライシスの話もたっぷり。誰かと比較して生きるつらさ、いつ陥るかわからない人生の谷間をじっと見つめてる姿に同情すら感じた。他人事じゃないんだよね。子を持つ親の生きる意義とか、わからないけれど、胸がキリキリする場面が多かった。ハーバード大学はマサチューセッツ州ボストンが舞台。京都の姉妹都市なんですよ、美しいです。後半、大学生たちとベンが話すとこ、ラストのモノローグでもってかれた。涙もろくなったなー。
「ビッグ・シック ぼくたちの大いなるめざめ」
日本未公開、機内鑑賞、字幕なし。2018年2月日本公開予定。コメディアンのクメイル本人の実話だから、嘘がない。移民問題や異人種間恋愛、笑いの多様性などアメリカで生きるリアリティがつまってる。すごいよかった。直後は「こんな感じか―」だったのですが、あとからじわじわくるタイプの映画。いまさら予告見直すとちょっと泣きそうになる。日本語字幕で映画館でみなおして、きちんと感想書きたいです。
以上です!