見出し画像

5ファースト・デート

Netflix の5ファースト・デート、めちゃくちゃ好きなので紹介します。


原題は”Dating Around" 

主人公が5人のメンバーとデートし、最後に1人を選ぶというシンプル設計。シーズン1&2がNetflixで見られます。シーズン1はニューヨークのブルックリンが舞台。年齢も性別も職種も様々な独身者がブラインドデートに向かいます。6人の主人公がいて全6話。1話あたり30分くらいの短編なので非常に見やすい!

第1話 バチャラーにいそうな兄ちゃん、ルーク

第2話 インド系で離婚経験者のパワーウーマン、ガルキ

第3話 アジア系でイチローっぽいゲイのレックス

第4話 ヨーダのような知恵者で癒しのおじいちゃん、レオナルド

第5話 今時の女子代表!腹がすわってるZ世代ガール、サラ

第6話 ぱっと見アイスビューティー、はにかむ笑顔がキュートなミラ

全員Netflixが選ぶだけあってほんとに魅力的。ブラインドデート候補が5人もいれば気があう相手、あわない相手、ムカつく相手といるけれど、ティンダーのスワイプだけではわからない感情の揺れや振れ幅、チャーミングさが個々の会話からにじみ出ている。話が進むにつれて「あれ、彼はこのひとを選ぶかな?」「彼女、このひととはあわなそう…」「私だったらこいつはないな~」と他人事ながら想像するのが超・楽しい。誰かとデートしたくなるし、なにより恋愛したくなる!

個人的にレズビアンの「ミラ」の回が特にお気に入りです。

ミラはファッション業界で働く20代(たぶん)ダークな肌にシルバーショートヘアが映えるきりっとした女性。彼女が出会うのはアシュレイ、ジャリ、シャーロット、ニナ、クリスティーナの5人。候補者は人種もタイプもバラバラで、フェミニン、ボーイッシュ、ニュートラルなXジェンダーのひともいる。もちろんミラ本人の指向や好みはあるだろうけど、バランスよくそろえてみました!と嫌味なく感じさせる番組側の脚本がすごい。

1回目のデートってどこまで話すか迷うじゃないですか。でも、この番組は1人と1回きりしか会えないので結構深い話するんですよね。過去の恋愛、結婚、離婚、宗教、仕事、くせ、恋人とどうありたいかetcetc。もう会わないだろうな、という相手との気まずいサヨナラ。もっと一緒にいたい相手とは時間が矢のように過ぎていく。5人+主人公の生き方を知って共感してしまう、つくりが本当に上手い。脱帽です。

ブラインドデートにあるあるな会話で、望むポジション(お金持ちがいい、頼れる人がいいなど)をはっきりいわず、自分のキャラクターをきちんと伝えていく=自分がどうありたいのか、を主張するスタイルがみててスッキリしました。ニューヨーカーらしいといえばそうなのかも。恋愛のみならず、こうありたい、を実現してくれるひとが横にいれば人生はきっとうまくいきます。

第3話のゲイのレックスの回も会話がインテリで見ごたえあり。レオナルドおじいちゃんはねぇ、あのおばあちゃんを選ぶのがわかる~!ほほえましい~!と悶えてしまった。

ちなみにシーズン2にもゲイの兄ちゃんとレズビアン/パンセクシャルちっくな女性がいますよ。LGBTQがリアルでさらっと恋愛してるのみると、うれしいよね。舞台はニューオリンズ。こっちもおしゃれが爆発してます。

シーズン3、首を長くして待ってます!




いいなと思ったら応援しよう!

移動祝祭日
いただいたサポート費用はnoteのお供のコーヒー、noteコンテンツのネタ、映画に投資します!こんなこと書いてほしい、なリクエストもお待ちしております。