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ポケカ教室②土台編 勝てる思考になるための練習
こんにちは。今日は前回の内容の「勝利条件から考える思考」ができるようになるためにやっておいた方が良いことを書いていきたいと思います。
前回の記事はこちら
1.まずは最初と最後のターンを意識しよう
まずポケカバトルで勝つために、勝利条件から自分の番に何をするか考えることが重要だと前回で述べました。
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しかし1試合を通してこれが出来るようになるのはそう簡単ではありません。ポケカは将棋ほど長くはありませんが、それでも勝負がつくまで通常は数ターン掛かります。特に途中からは盤面が複雑になってきます。
なので最初は2つの場面で勝利条件を意識してプレーしてみるとよいと思います。
その2つというのは最初と最後の自分の番です。
!まずはこの2つの場面でのプレーを注意してみましょう。では次からはその時にやるべきことを書いていきます。
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2.自ら負けを選択しない
ではまずは自分の最後の番からです。
この「自分の最後の番」というのは勝つときではなく負けるときの話です。つまり自分の番が終わって次の相手の番で相手が勝利条件を満たす場面になります。
この時にまず意識してほしいのは「自分で負けを選択しない」ということです。例えば下の画像ですが
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この自分の番にファントムダイブを打ってもタケルライコウは倒せません。そして相手の場にエネルギーが5枚ついているので、次の相手の番にきょくらいごう350ダメージでドラパルトが倒されてサイドを2枚取られて負けという形になります。
自ら負けを選ばないというのは、このように他の選択肢があるのにそれをしたら負けが確定してしまうプレーをしないということです。
ここではドラパルトは逃げてスボミーを出してみましょう。相手にボスの指令がなければもう1ターンもらえます。その1ターンで逆転する可能性が残ります。
次も同じような場面です
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ここでも自分の番でサポートも使ってあとは技を打つか逃げるしかできない場面です。ここできょくらいごうを打ってもドラパルトは倒せず、相手の番でタケルライコウが倒されて負けになります。
つまり負けを確定させる選択になります。
このように「自分がこれをしなかったから・これをしたから」負けたということをなるべくしないように意識してみるとよいと思います。
相手に何かされることより、まずは自分で間違った選択をしないことができるようになるのが大事です。
もしかしたら次のターンで相手がボスの指令を使ってきて負けてしまうかもしれません。それでもいいのです、まずは《自分が負ける選択をしない》を考えることが成長の第一歩です。
そこから「その前にこういったプレイングをすればよかった、じゃあその前のターンは?」と考えていけるようになります。
もしお子さんがそういった選択をしそうな時は「それだと次のターンで負けになっちゃうよねー」とアドバイスしてあげましょう。
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3.出すポケモンを考える
2つめは最初の番です。最初の番としましたが、これは準備の時も含みます。このときにどのポケモンを出すか、そして出さないかを勝利条件を頭に入れて考えるようにしてみましょう。
特に「出せるけど、出さないという」ということをしてみるとよいと思います。
まず自分が先攻の場合は準備の段階でベンチにポケモンを出す必要は(おそらく)ありません。それは最初に山札を1枚引いてから出しても状況は変わらないからです。
逆に先に出してしまうとデメリットがあります。現環境でいえば相手がオーダイルだった場合に余計なポケモンを置いてしまうとバトル場に縛られて攻撃をできなくさせられてしまうことがあります。
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他にも準備でポケモンを出すということは手札が1枚減ることを意味します。これはコストにできるカードが1枚手札から無くなることになります。相手のポケモン・山札の最初の1枚を引いてから出しても遅くありません。
先攻であれば、状況を把握してからベンチのポケモンを出すようにしましょう。
後攻の場合は相手の先攻1ターン目にこちらのバトルポケモンが倒されてしまう可能性があります。ですので、とりあえず準備段階からベンチにポケモンを置くのは間違いではありません。
ただしいきなりベンチポケモンまで倒されることはないので(たぶん)、2体以上ベンチに出す場合はよく考えてからにしましょう。
またデッキによっては後攻1ターン目にイキリンコを出す場合もあります。しかしこれも本当に出す必要があるか自分の状況と相手の状況を見て考えてから決めることを意識しましょう。
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もちろん最初のうちはそのデッキのおおまかな回し方を覚えるが大事です。
しかしある程度ポケカに慣れてきたのであれば、これはHPが低くてサイドを2枚取られる、相手の勝利条件を満たしやすくする可能性があるポケモンということはしっかり認識していなければなりません。
イキリンコに限らず他のポケモンでも同じです。今ここでこのポケモンを出すべきかどうか、少しづつでも考えてプレーすることが勝つための思考を持てるようになるために必要なことになります。
この出せるポケモンをどうするかという判断は、最初だけでなく中盤・終盤でも重要な要素になりますが、まずは最初の番に意識してやってみましょう。
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少し長くなりましたが、このように最初と最後の番でのプレイングを意識してやることが勝てる思考になるための最初の一歩として分かりやすいのではないかと思います。
(もちろん色んなやり方がありますが)
特にジュニアなどではデッキの回し方が分かっていればある程度勝ててしまいます。しかしあくまである程度で必ず頭打ちになります。
そこから一段階上がるために今日読んだことをやってみてもらえばと思います。
ということで、今回は
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ということを覚えましょう。
では、読んでいただきありがとうございました。