平成から令和へ
改元の日を、お祝いする気持ちを持って迎えられた事に感謝したい。
30年前、昭和から平成への改元は津から函館へ転勤した翌年だった。その日は会議か研修で札幌に出張していて、仕事が終わって夕食に出かける事になったのだが、いつも賑やかで煌びやかなすすきのがまさに灯の消えたようにひっそりとしていた。大っぴらに店を開けていると右翼が文句を言いに来る、街で羽目を外しているとど突かれる、などと言うことがまことしやかに語られていたものだ。
改元と代替わりについて備忘録としてリンクを掲載。
『退位礼正殿の儀の天皇陛下のおことば』
(平成31年4月30日)
『即位後朝見の儀の天皇陛下のおことば』
(令和元年5月1日)
“How to Abdicate a Throne? The Akihito Way.”
Takeshi Hara(原武史氏), New York Times, May 1, 2019:
“Japan’s emperor bypassed the government by asking the people to endorse his departure.”
「両陛下の歌に見る『象徴』の意味」
歌人 永田 和宏氏、NHK視点・論点2019年3月6日:
『私は、政治家がことあるごとに「寄り添う」という形だけの言葉を発することに嫌悪感を覚える者ですが、現代の日本にあって「寄り添う」という言葉を、もっとも、その本来の意味において体現しておられるのが、両陛下の被災者への思いなのではないかと思っております』(本文より)
『改元特番でNHKだけが伝えた”不都合な真実”』
水島宏明氏、Y!ニュース 2019年5月1日:
『「日本の象徴天皇制は自然消滅する」
ショッキングな表現でそう語っているのは改元の前夜に放送された「NHKスペシャル」に登場した古川貞二郎・元官房副長官だ。今のままでは象徴天皇制は存続し続けるかどうかわからないと警告する』(本文より)
『明仁上皇が作り上げた「平成の天皇像」は令和に引き継がれるか』
原武史氏、現代ビジネス2019年5月1日:
『平成から令和への改元が行われた。ともすれば祝福ムードに覆い隠されそうだが、およそ200年ぶりの「天皇の退位・譲位」は、日本国民に「天皇と皇室のあり方」について重い問いを突きつけてもいる』(本文より)
『天皇陛下、その人間らしさ』
ル ー パート・ウィングフィールド=ヘイズ氏、BBC News2019年4月30日:
『東京で開かれた園遊会では、右派の東京都の教育委員会委員が、国歌を斉唱するときには全教員を起立させると陛下に誇らしげに伝えた。
陛下は静かに、だがきっぱりとこう言って、その委員を諭した。
「強制になるということではないことが望ましい」』(本文より)
皇后陛下は昆虫が苦手ではなかろうかと、なんの根拠もなく推測していたのだが、全くの見当違いだったようだ。恥じ入るばかりである。
『「天皇の稲作」と「皇后の養蚕」は、次代にどう引き継がれていくのか』
現代ビジネス2018年7月1日:
『宮内庁によると、宮中養蚕は、2019年4月の天皇陛下の退位後は新皇后となる雅子さまが養蚕を継承されるという。
今月13日には皇后陛下が天皇陛下とともに皇太子ご一家を御養蚕所に案内された。2019年は即位関連の儀式が相次ぐため、雅子妃による本格的な養蚕は2020年からになるとみられる』(本文より)
新しい天皇陛下とは誕生日が一ヶ月違い、令和の世が続く間はなんとか生きながらえ、この国の行く末を見届ける事にする。
2019年5月7日:
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