岩手から能登半島想いを届けようプロジェクトを終えて
2025年1月1日を持って能登半島地震から1年が経過することをきっかけに私たちは「岩手から能登半島想いを届けようプロジェクト」を行いました。その結果、400枚ほどのメッセージカードが集まりました。たくさんの方々にメッセージカードに想いを書いて頂きありがとうございました。
今回のプロジェクトはFCAIが初めて行った心的支援の活動であり、たくさんの学びや課題などがあり、活動レポートを作成することとなりました。
活動に参加した運営メンバーの成果と反省をぜひご覧下さい。
代表 鈴木煌人
能登半島地震から1年が経ちました。現状はまだ避難者がいてライフラインも整っていません。
能登半島から遠く離れた岩手の地で何ができるのか。
一度災害を経験した岩手県民の言葉は被災者を寄り添うもになるのではないか。
そのような思いでこのプロジェクトがスタートしました。
スタッフ(運営・単独)19名。
年末年始の時期に参加してくれたスタッフのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとう。
そして何より、メッセージカードを記入してくださった県民の皆さん、差し入れをくれた方々、本プロジェクトの関係各者の皆様本当にありがとうございました。
ご記入いただいた皆様のメッセージカードを拝見すると、
「東日本大震災で自分も家族を失いました。友人も失いました。辛くて死にたいと思ったことも沢山ありました。それでも時間と共に少しずつ復興していきました。一気には戻りません。少しずつ少しずつ1日1日を一緒に行きましょう。」
「地震に豪雨も重なり、本当に辛い日々を過ごされていることでしょう。でも何とかなります笑。だから生きることをやめないで。」
「遠い岩手の地でずっとずっと応援しています。絶対明るい日がやってきます!」
この他にも沢山のメッセージがありました。
私(代表)も何度泣いたことか笑
その度このプロジェクトを立案して良かったなと心の底から思います。
今回のプロジェクトで伝えたい“岩手の学生だからこそできること”それは、、
「被災経験ある岩手からの応援メッセージを能登半島の方へ届けること」です。
現状の能登半島を思えば、現地での支援が必要だと思います。しかし、全員が全員現地に行けるわけではなく、お金もかかります。
被災経験ある岩手からの声は、同じ経験をした人からのメッセージは、より強い安心感をもたらすのではないかと考えます。
皆さんにご記入いただいたメッセージは、実施場所全てを模造紙に貼り能登半島へ
FCAIメンバーが直接お届けします、
FCAIが目指すのは、「復旧」ではなく、「復興」
能登半島地震から元日で1年。
このプロジェクトが被災者の心の支えになりますように。
そして1日でも早い復興を願って今日もFCAIは活動を続けます。
~繋げよう。未来に愛を。岩手から~
副代表 大竹菜々美
まずは、参加してくださった皆さま、ご協力ありがとうございました。
能登半島地震から1年が経った今、被災者の皆さまにもっと寄り添いたいという思いから、このプロジェクトを始めました。準備期間中は、マイプロジェクトアワードの準備と重なり、計画が思うように進まないこともありました。
プロジェクトが始まった時は、6日間はとても長く感じるだろうと想像していました。しかし、実際にはあっという間で、皆さんの温かさに触れる素晴らしい時間となりました。毎日が本当に楽しかったし、夢のような時間でした。メッセージカードは予想以上に集まり、模造紙を継ぎ足して大きな作品が完成しました。
いただいたメッセージは、責任を持って能登半島の皆さまにお届けします。本当にありがとうございました。
運営 川村瑛梨奈
私は全ての日程に参加することはできませんでしたが、このプロジェクトの準備、南イオンさんでのイベント活動、そしてイベントに参加してくださった方々への支援等を行いました。
このプロジェクトでは、多くの方々の想いを感じることが多かったです。「1月1日から大変だった能登の方への協力になれれば…・!」「私たちも東日本大震災の時に支えられたから」「能登の状況が落ち着いたら私たちも現地に行きたい(力になりたい)」など被災地に対する想いを教えていただきました。活動するにあたりFCAIメンバーに対しても「頑張ってね」と声をかけてくださる方もおり、私自身が力をいただきました。沢山の方々の支えやご協力のおかげで真っ白だった模造紙が皆様の想いで色鮮やかになりました。本当に感動しました。
改めてご協力いただいた方々に感謝申し上げます。これらの作品は責任をもって私たちの手で現地~届けます。皆さまが能登に対して観ってくださった想いをFCAIへの応援の言葉、そしてこのプロジェクトを通して感じたことを力にして届けてまいります。これからも学生団体 FCAIは様々な活動を行います。能登に訪問する活動の様子等も発信する予定ですのでこれからもご支援・ご協力いただけますと幸いです。ありがとうございました。
運営 鈴木空
1つ大きなプロジェクトが終了したことで色々な体験が出来ました。具体的に挙げると、1つめは従業員として働くに近い体験ができたことです。従業員専用の裏口から入り手続きをとった後、売り場や自分たちのブースがある場所へ向かう。開店前のイオンがとても新鮮且つ、自分自身バイトをしたことがない学生ながらも社会の一部を見ることができ、私たちが普段見ている売り場の裏の方でもとても頑張っている方が多くいることが体感できました。
働くことや社会は自分が思っているよりも多くの人々によって成り立っていると今回の活動で実感を持って気づきました。
2つめは募金活動とは違った形で人との関わりが必要だったことです。今回の活動をしている最中に、「このブースに来る勇気は無い」と言われました。募金活動であれば募金箱にお金を入れればそれだけで活動に貢献できるが、今回の活動ではブースまで来たらさらにメッセージを書くことが必要です。予測にはなってしまいますが言葉として書くことに抵抗がある人が多かったのではないかと思います。自分自身も急に○○についての感想をかけと言われたらすぐには書けないです。かなりの時間を使い考え込んでしまいます。
・メッセージが思いつかない
・時間を要してしまうかもしれない
・見られながら書くのがきまづい
このような点からブースに近寄り難い方がいたのではないかと思います。また、
・能登半島地震について興味が無い。現状を知らない。
こちらについてもかなり影響力があったのではないかと思います。
実際、普段から能登半島地震で被災した方々の支えになりたいと思い生活している人は書きに来てくれることが多かったように思います。ブースに来てくれた中で消防士として現地支援に現在も行っている方にお話を聞いたところ、地震当初に報道された状況からほとんど何も変わっていないと教えてくれました。能登半島の現状が報道等で周知されることが無くなった今、過去に起きたことが風化してしまう速度は情報化社会において自分たちが思っているよりもとてつもなく早い速度で起こっている現実を感じました。しかし、人との関わりで現実とのギャップにショックを受けたことだけではなく心温まるようなことがマイナスな事よりも多くありました。書きに来てくれた小中学生とは会話が弾み、私たちの活動について聞きに来てくれる方が居て、FCAIについて知ってもらえたことが嬉しかったです。考え方や、感じ方は当たり前に、人それぞれなのでブースに近寄り難い方がいるのも問題になることでは無いです。全ての人に対して肯定的にメッセージカードを記入して貰えるのがもっともな理想の形ですがもちろん、そうはならないのでメッセージカードを記入してくれた、してくれなかった関わらず私たちの活動が少しでもみなさんの目に止まってくれることが自分の小さな目標としてブース前で呼び掛けを行いました。FCAIが親しみやすい団体であることが抽象的に伝わるように常に笑顔であることを忘れずどんな人がいようとも責めないことを念頭に活動に参加した日程全てを全力で行えたことが良かったと思います。
自分が個人的に考えたブースに近寄り難い理由の中で
・能登半島地震について興味が無い。現状を知らない。
こちらに関してだけはほっといておいたらどんどん風化が起こってしまいこの災害について知る人がいなくなっていまうという悪循環を引き起こしてしまう可能性が大いにあることなので解決を急がないと行けないと思いました。
今回の活動を通して、色々ありましたがメッセージカードは400枚近く集まり、単純に考えて400名近い方がこの活動に実際に協力してくれた事が1番嬉しいです。また、様々な場所でFCAIを知って貰えたこと、応援して貰えたこと、そして能登半島地震を忘れないでいてくれた人が多くいることが自分にとって嬉しかったです。
運営 飛鳥ソニア
能登半島での災害は地震だけではなく、豪雨による被害もあり、1年経った今でも大変な状況におかれている方々を少しでも助けようと思い、今までの募金活動を行ってきました。なので、想っていることを書くというのは募金よりも協力して下さる方々のハードルが低いとプロジェクトが始まる前は思っていました。
しかし、実際活動に参加してみると、想っている事があっても「想っていることを書くとなると、なんだか恥ずかしくてできない」という声もあり、困っている人やつらい思いをしている人に声わやかけることは決して簡単なことではないなと実感しました。それにもかかわらず、400枚以上のメッセージカードを書いていただき、皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。また、メッセージカードを書くというのは募金に比べ、時間がかかるというので書いていただけないということもありました。なので、今後活動する際は気軽にできるように工夫しながらよりよいプロジェクトを行っていきたいと思います。
運営 岡崎琴奈
能登プロを終えてみて、メッセージを書いてくださった方々の温かさや優しさを知りました。その一方、チラシを配っても嫌な顔をされたり、無視されることが多く、現実の厳しさも知りました。
これからも全ての活動を頑張って、知名度を上げたり活動を知ってもらったりすることで、FCAIの活動がもっと有名にしていきたいです。
また、単独有志スタッフの方々も含め活動に関わってくださった方達への感謝も忘れずに活動していきます。
ありがとうございました‼️
運営 佐藤葵
沢山の方々のご協力によって今回のプロジェクトを良い形で終えることができ、良かったです!!
以前から能登半島豪雨災害義援金募金などの活動を行ってきましたが、今回の "応援メッセージを通して想いを届ける" という活動によって、より被災者の方々の心に寄り添うことが出来たら良いなと思い、プロジェクト活動に取り組みました。
6日間という短い期間で、FCAIとしても初めての取り組みだったので、どれくらいの方々にメッセージを書いて頂けるのだろうと最初は不安でした。実際にブースに立って、呼びかけや対応などを行ってみると、
「現地の人達は別にこういうこと望んでいないんじゃない?」
「メッセージをここで書くのは抵抗がありますね」
などと言われることもありました。
反対に、
「こういう小さな思いやりの心が現地の方々の支えになりますよね!!」
「想いを伝えられるこのような機会ってなかなか無いので、メッセージを書けて良かったです」
「長時間の活動お疲れ様です。頑張って下さい!!」
などの言葉をかけていただきました。
活動を通して様々な方と接してて様々な意見や考えを知れたり、プロジェクトの準備などを行ったり、プロジェクト活動を通して初めて体験することや気づきを得れたことが沢山あって、改めてFCAIで活動していて良かったなと感じました。
今回のプロジェクト活動での成果と課題を、他の活動でも活かして、今後も、更により良い活動をFCAIのみんなで行っていきたいです!
今回のプロジェクト活動に参加して頂いた皆様、本当にありがとうございました!!
そして、今回のプロジェクト活動に参加出来なかった方々や、FCAIの活動に少しでも興味を持っている方々、是非今後のFCAIの活動にご支援・ご協力宜しくお願い致します。
運営 磯貝春樹
今回能登半島応援プロジェクトに参加させていただいて、たくさんの人のいろいろなメッセージが見れて、とても新鮮でした!集まったメッセージは最終日前日の時点で300を超えていて、これほど集まるものなのか…!!と驚きを隠せません!
運営スタッフの高い指揮能力のおかげで、単独スタッフの方々の仕事や運営含め、滞りなく行われ、前述の通りたくさんのメッセージも集まり、とても満足な内容でした!!
能登半島地震による災害は、とてもひどいものだったということは共通認識でも、今ではあまり取り上げられることも減り、今の能登の状況は把握されず、風化されつつあります。これは現代社会の過度な情報化の産物でもありますが、そんな中で少しでも多くの人々に能登の被害の再認識をしていただくこのプロジェクトは、私にとってもいい刺激となりました!!
FCAIの存在を認知していただき、これからの活動の励みにもなりました!これからもたくさんのボランティア活動、頑張っていきたいと思います!!
上記のような成果と反省を活かし、さらなる活動の質の向上と1人でも多くの笑顔を増やせるような取り組みを行って参ります。
今後ともFCAIをよろしくお願い申し上げます。
~繋げよう。未来に愛を。岩手から~