放っておくことでうまくいくこともある
題名の通り、ですが、手をかければかけるほど、悪循環になることもあります。
人間関係の拗れや
仕事の進捗状況
恋愛関係の進展も
そして、命を育てることも。
私は植物が好きなのですが、どうしても性格上、好きなものは目をかけ、手をかけ、ほっとけない性分です。
あまり水やりをしなくていい観葉植物も、どうやっても枯れないだろうという苗から育てる紫蘇も、今年の夏はそうやって、枯らしてしまいました。
何かをすることで、安心を得ようとする、という心理。何か働きかけることで、良い方向に向かうという幻想。
逆に放っておいた植物たちは、生き生きと命を伸びやかに輝かせて咲いている。
これって、植物だけに限らず、人に対してもそうかもしれません。もちろん、いつもそうとは限りませんが。手をかけないと、目をかけないと切れてしまう縁もあります。まあ、それはいずれ自然に切れていく縁なのかもしれませんが。
不安ずぎて手を出してしまう、心配で転ばぬ先の杖を用意してあげてしまう。
こういったことが健全な関係の成長に影響する時もあります。
少し置いてみる、ということ。関与しないということで、ぐんぐんと育つ気持ちも、力もあるかもしれません。
そして何より、自分が苦しくない。気持ちに縛られずに、荷を下ろすように気持ちを下ろす。
そのことで自分にも余裕ができて、より一層大事にしたり、タイミングを間違えなかったりするのではないでしょうか。
特に恋愛は、会えない空間、連絡のない時間が愛を育てます。
子育ては、信頼感が生まれます。
仕事では俯瞰できる余裕ができます。
何もしない間に生み出されるものの価値、を知っておくのも、大事なんだなと、放っておいたらワサワサと賑わったレモンバームをみて思うのでした。
(一時期、このレモンバームはヨトウムシによって、絶滅仕掛けていました。放っておくともちろん、やられてしまうので、ヨトウムシがやってこないように、ベールを被せたり。お酢をまいたりして、その後に放っておいたものです。対策後の放っておき、ですね。これ大事。)