投手にウエイトトレーニングは必要?

1.投手にウエイトトレーニングは必要?

ウエイトトレーニング中こんなことを言われたことがあります。

「ベンチ・スクワットの重量が上がれば、球速も上がるぞー!」
「140km投げたいんだったらもっと重量上げていけ!」

こんなこと言われたり、思ったりしたことありませんか?


当時の僕は、知識が全く無かったので素直に「わかりました」と言って
ウエイトトレーニングをやっていました。

皆さんはウエイトトレーニングの際、どんなことを考えてやっていますか?

確かにウエイトトレーニングを行うことは
全身の筋力が向上するので、やらない理由はありません。

しかし、その重量や回数、休憩時間などを
しっかりと考えて行わなければ、目的に沿ったトレーニングは出来ません!

また阪神タイガースの藤川球児選手や元メジャーリーガーのイチロー選手は
「ウエイトトレーニングはやらない」「体を無理に大きくしてはいけない」
と言っており、日本のウエイトトレーニングに対する視点が少し変わってきました。

では、投手にウエイトトレーニングはいらないのか?

そうではありません。
しかし、目的を誤って重量を上げていき、自分に合わない体の大きさになってしまうと、身体の可動域が低下し思うようなパフォーマンスが出来なくなってしまうので注意をしてウエイトトレーニングに臨んでほしいのです!!

ここからは投手に対して具体的にどういったウエイトトレーニングを
行えば良いのかを書いていきたいと思います!


2.トレーニングの特異性


トレーニングには特異性というものがあり、
各競技に合わせたトレーニングをしなければ競技パフォーマンスは
向上しないとされています。

例えば、陸上の短距離選手と長距離選手では
短距離選手は筋肉の瞬発力を鍛える必要があり、
長距離選手は筋肉の持久力を鍛える必要があります。

筋肉の瞬発力と持久力を鍛えるトレーニングは全く違いますよね?
これがトレーニングの特異性です!!

この特異性をしっかりとすれば誤ったトレーニングをすることはないでしょう。


3.投手が行うべきウエイトトレーニング


では投手はどのようなトレーニングをすればいいのか。

それは、「瞬発力」を鍛えるトレーニングです!!

投球とはリラックスした状態から
ボールを投げる瞬間に100%の力を出せるかが大事になります。

そこで、普段のウエイトトレーニングから
0%から100%にスイッチを切り替える練習を行う必要があります!!


4.トレーニングメニューの考え方


ここから先は

791字 / 1画像

¥ 200