私の「ゲームモデル」|FBaseマガジン#114
私がサッカーを指導する上で意識していること。選手たちに意識させていること・大切にしていること。「私のゲームモデル」を今回はご紹介したいと思います!
こういった心構えでサッカーをしてほしい!
こういった状況はこんなプレーを意識しよう!
こういったやり方でボールを奪おう!
こういった狙いで崩しにかかろう!
という具合に、どうやって試合を進めるのか?どんなことを意識してプレーするのか?という私が大切にしている指標。大枠。のようなイメージで話を聞いてもらえればなと思います。
その"形"を今回はご紹介したいと思います!参考になれば幸いです!
またこれから私のゲームモデルに変化があった時。このワードは書き残しておきたい!と思った都度、noteの内容は変えていこうと思います。
1. 【局面を重ねる】意識でプレーする
サッカーは4局面で出来上がっている。という表現を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。上記の図1をご参照してもらえると、何となくサッカーの4局面のイメージがつくかと思います。それでも分からないよ!もっと知りたい!というサッカーにより沼りたい人は下記のnoteをお勧めします。
そんな図1のサッカーの4局面。私は従来のサッカーの4局面と表現しています。なぜ従来なのか?
毎日、毎晩、数多くのフットボールを見る中で、現代フットボールでは図1の表現ではサッカーを伝えきれないと言いますが、図1の概念では間に合わない展開を目の当たりにするようになってきました。
何が間に合わないのか?
ボールを保持して攻撃しています。そこで相手陣内でボールを奪われました。奪われたのでトランジション。カウンタープレスを仕掛ける!カウンタープレスを掻い潜られたので、自陣に撤退だ!という具合にサッカーは局面を移行していきます。
しかし、現代サッカーにおいては、このように局面が変わるごとに、判断して実行していては間に合わない。カウンターを防げない。カウンタープレスをかけられない。カウンターを打てない。そんな状態に陥ってしまいます。
局面を4つに分けて、バラバラにするとどうしても、次の局面へ移行するのに時間がかかってしまいます。
現代サッカーはどんどんスピーディーになり、その中でも正確な技術を発揮されるようになってきました。局面移行にかかる時間すら与えられずに、ズバッとカウンターを打たれる。反対に奪われた瞬間には既にボール保持、もしくはカウンターを放たれる準備が整っている状態になっている。今、世界で強さを発揮しているチームはこんなプレーをピッチで表現しているかと思います。
よって4局面をバラバラにサッカーを考えてはだめだなと行きつき、局面を重ねてプレーしよう!常に今の局面から次の局面を意識しながらプレーしようと促しています。
局面をバラバラではなく、重ねる概念を持つことでプレー選択が変わる。立ち位置やサポートの仕方も段々と変わったきていることをサッカーの現場に出る中で感じることができています。
2. 【ボールを奪うとは局面移行】
相手からパスカットして、プレスで相手のボール突いて、相手の長いボールをヘディングで跳ね返して、相手の攻撃をクリアする。
一見これは相手のボールを奪っているように思うかもしれないが、決してボールは奪えていない。大切なのはその先。 パスカットしてもそのボールが相手に転がればまた相手ボール。
ヘディングで競り勝ってボールを跳ね返しても、セカンドボールを相手に渡してしまえば結局相手ボール。必死にクリアをしてもそのボールが相手に渡ってしまったらもう一度守備ブロックを敷かなければいけない。
だからこそ奪う概念を変える必要がある。
パスカットしたボールをしっかり味方にパスを繋げてボール保持の局面へ移行できてやっとボールを奪えた!になる。ヘディングで競り勝って、セカンドボールを拾って、カウンターを発動させて、やっと、ボールを奪った!になる。
ボールを奪うとは局面を変えるまで。 守備の局面から攻撃の局面へ変える!まで実行できてやっとボールを奪うことになる。 ボール非保持の局面からボール保持・カウンター局面へ変える!まで実行できてやっとボールを奪うことになる。
局面を変えてやっとボールを奪う!になる!
3. 【ゆっくりプレーするの狙い】
なぜゆっくりプレーするのか?
なぜ歩いてプレーするのか?
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