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【AoE2:DE】アップデート54480 パッチノート 【和訳と感想】

 10月6日にリリースされたAOE2DEのアップデート54480をざっくり和訳して感想を書いていこうと思います。 

 毎度のことですが、今回の記事も誤解誤訳の可能性があります。のちに追記修正するかもしれません。

パッチノート原文:
Age of Empires II: Definitive Edition — Update 54480

 では早速見ていきましょう。

・バランス調整

全体
キャノンガレオン船: 弾速が1.95から3に上昇
長剣剣士、重剣士: 近距離防御が0から1に上昇
長剣剣士: アップグレードの食糧コストが200から150に減少
補給: 研究コストが150F 100G から75F 75G に減少

 キャノンガレオンの強化が続きます。弾速3に上昇したということですが、大砲が4、遠投が3.5なので、そこそこ避けづらいという感じでしょうか。古の昔から"見てから回避余裕"といった速度で、いまいち対人対艦戦闘には役に立たなかったのですが、これで帝王海戦の様子が少し変わりそうです。帝王で海を取るうま味も少し増えました。

 AOE2の通常ユニットの中で、存在感の無さで攻城塔とタメを張る長剣剣士を、なんとかゲームに登場させようという開発の意志をDEになってから感じます。使用できる性能になってくれれば、ゴートはもちろん、城主で何を使えばいいかいまいちわからない日本、軍兵以降ぱっとしないブルガリア等にとってもありがたいことでしょう。
 逆に1v1でイーグルを主力に戦う南米文明が相対的にナーフされる形となります。インカにもそろそろ強化が欲しいところです。
 とはいえ、ゲームの構造的に経済に余裕のない城主の時代で、機動力も生存能力もない剣士を生産するかと言われればまだ難しいように感じますし、それはスペック以外の要因のようにも思えます。

ブルガリア
クレポスト: メインアローのダメージ量が9から10に上昇、セカンダリアローのダメージ量が11から10に減少

 クレポストが通常放つ矢がメインアローで、町の人や射手等が駐留した時に追加で放たれる矢がセカンダリアローという事だと思います。
 通常時は5本の矢を撃ち、町の人が20人駐留した時には14本の矢を放つようです。駐留時の攻撃力は減少するということになりますが、駐留させる時間は短いので、(私の理解が正しければ)これは強化といって良いでしょう。

ブルゴーニュ
ブルゴーニュのブドウ園: 食糧を金に変換しなくなった (畑農民の金生成のみになった)

 本ブログでも話題に出していたブドウ園ですが、名前的にもしっくりくる効果に落ち着きました。
 今まで研究するタイミングだとかプランだとかを気にしなければいけないテクノロジーでしたが、これで分かりやすく、最速で研究すべきテクノロジーになりました。
 このアップデートで金生成速度に変更があったかまだ分かっていませんが、もし今まで通りなら、畑農民は1.0G/mの速度で金を生成します。詳しくは次の記事をご覧ください。

ポルトガル
フェイトリア: 体力が5200から2700に減少

 今までは城並みの耐久力があったフェイトリアでしたが、一気に減少しました。フェイトリアはコストが高ために壊されにくいことも重要だったので、これは大きいように思えます。
 今の効果ではフェイトリアを作る時点でかなり劣勢であることは間違いないので、そもそも出番があるユニットではありません。例えば城主から劣化フェイトリアが作れる、市場の代替ユニットになる等、何か面白いことに使えそうな調整が欲しいところです。

シチリア
チームボーナス: 無料の輸送船から、コスト-50%かつ視界5増加に変更

 海マップではほぼ必須だったチームボーナスがこれで落ち着きます。
 弱体化ではありますが、輸送している時に先にユニットを見つけることは重要であり、上陸地点の偵察もできるので、輸送船の視界増加はその他の視界増加ボーナスよりも有用です。

ベトナム
チャトラ: バトルエレファントのHP増加量が50から100に上昇

 他の東南アジア文明のバトルエレファント関連のボーナスやテクノロジーと比べて地味だったチャトラに少し強化が入りました。高温溶鉱炉以外は持ってるので、フル強化でHP420、攻撃14+2、防御5/7まで伸びます。藤弓兵のお供として、十分な性能といって良いのではないでしょうか。

・アラビアのマップルール調整

 自陣近くの3つの森の生成パターンがランダムになった
 1v1マップで自陣近くの森が生成されない不具合を修正
 大人数マップで、3番目の金が3マスになり、過分な生成が無くなった
 動物の数が元の値に戻った(以前のバージョンに比べて増加)

 前回のアップデートでアラビアのマップ生成ルールが変更されて、非常に不評だったのですが、これでどう変わるでしょうか。
 4回ほど生成してみましたが、次のようなマップになりました。

スクリーンショット (1515)

 以前までは、森が後ろに固まっていたために、前は建物や兵で守り、後ろは比較的小さな隙間だったので塞ぎやすく、森が後方にあるために裏から伐採農民が撃たれにくいというマップでした。
 しかしそれが今回のアプデで、どこに森が生成されるか分からなくなりました。どちらか一方の側面が大きく開くことが多くなったように見えますが、森側を壁で塞いでしまえば守りやすいと取るか、より守りにくくなったと取るかは人によるかもしれません。
 見ている感じ、個人的には守り側は以前よりも不利になるように思えますが、いかがでしょうか。一方で、チームウォールは前よりも成功するマップは多くなりそうです。

・そのほか(抜粋)

新マップ
7つの新マップが新たに追加された

 正直もうお腹いっぱいというか何がどれなのか追えなくなっていますが、アラビアに変わる良いマップが出てこないとも限らないので、チェックしておきたいところです。

UI
建築物の土台にも防御力が表示されるようになった

 ゲームを長くプレイしている人にとってもあやふやな要素ですので、これが表示されるようになるのは嬉しいかもしれません。

新たな2つのCo-opキャンペーン
アッティラ(フン)とスーリヤヴァルマン(クメール)のキャンペーンが協力プレイ可能になった

 難易度調整に苦労しているようですが、既存の協力キャンペーンはなかなか評判がいいのでこれは嬉しいです。今後も増やす予定のようです。

AIの強化
過大AI: 斥候ラッシュに対して適切に槍を生産するようになった
過大AI: 戦略的に有効な場合、投石機で木を伐るようになった
複数のマップに対して適切な行動をとるようになった

 DEになってから、一昔前では考えられないほど強化されています。十分な遊びごたえがあることでしょう。

・まとめ

 今回は以上です。他にも大量の不具合修正があるので、より良い物になっていっています。
 8月の新DLC文明も強すぎず弱すぎず、良いバランスで登場し、上から目線な物言いになってしまいますが、開発の成長も感じます。まだまだ今後もアップデートを予定しているとのことで、AOE4が登場した後も、AOE2は引き続き遊んでいくことができるようです。

 MODの更新はいつも通りの感じになります。そちらもよろしくお願いします。


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