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フェリー旅にこそシェアサイクル、が成立するかどうか

 観光の足としてよなって


夏のフェリー旅行

 相変わらずフェリーにはまっている。そのうち熱も落ち着くだろうが、まあ面白いうちは回数を重ねていくものである。
 そんな中で、八戸~苫小牧のシルバーフェリーと、苫小牧~仙台~名古屋の太平洋フェリー、という長距離ツアーを実行した。連休を船の上で完結するって算段である。

シルバーフェリー

八戸は中心部でシェアサイクルが欲しくなるが、、、

 八戸までは、高鐵で移動。そのまま八戸線に乗り継いで、予約していた宿へ。

中年男性曰く、中心部まであと1000歩らしい

宿泊先は、さくら野百貨店も近い八戸の中心部に宿泊した。

 丁度七夕だったので、街も大賑わいである。

駅にあった飾り
東北の夏祭り

 東北の夏祭り、なんとも形容しがたい旅情がある。特に北東北の祭りは、本当に素晴らしいものがある。この雰囲気、空気感はトンキンエリアでは絶対に味わえない。もちろんトンキンエリアの祭りも全く違う良さがあるので、どちらが優れている話ではないことは念のために書いておく。

スプラトゥーン!

 祭りの翌日は、早朝便に乗るためにさくら野百貨店前のバス停から早々に八戸港へ。なので八戸観光はなし。

朝の八戸

 今回はサクッと移動してしまったが、八戸中心部もシェアサイクルが活躍する余地がありそうだよなとは思っていた。ただ、色々と調べると、過去にHello Cyclingくん!がヘローコニチワサイクリングしようとしていたが、撤退した経緯があるようだ。基本的にヘローコニチワサイクリングは地域パートナーと協業だが、現地パートナーが余り良い成績を上げていないと判断したのだろうか。

 雪國地域のシェアサイクルの不利さがあるのは間違いない事実だが、他方撤退したのは2020年8月だということを考えると、この記事を書いている2024年は再チャレンジの余地はありそう。実際、雪国のシェアサイクルはこれまでも見てきたので。富山駅やら敦賀駅あたりを参考に再チャレンジしてもよさそうではある。

 ちなみに、単純レンタサイクルは八戸にも当然ある。観光での自転車ニーズはやはり一定レベル存在する。中心部にも欲しいところだろう。

 てなことでいざホッカイドーへ。

八戸名物もしっかり調達しておく
八戸~苫小牧は結構距離あるけど、扱いとしては長距離フェリーではないんよね
青森名物が朝食なんよ

苫小牧はシェアサイクルの成立は厳しそう

 てなことで苫小牧のフェリーターミナルへ到着。苫小牧は西港、東港と分かれる。東港は新日本海フェリーが拠点として利用している。西港はシルバーフェリー、さんふらわあ、そして太平洋フェリーが利用している。西港のターミナルは、航路が必ずしもハッテンしているとは言えない東日本エリアでは貴重な複数路線の乗り入れるターミナルである。

まるで電車のような出港案内

 苫小牧は何度か足を踏み入れているが、まあここでシェアサイクルは厳しそうってね。やっぱシカと羆は怖かバイ。

 てなことで、苫小牧ではフェリーターミナルから一歩も出ずにSUSHI観光をして太平洋フェリーへ乗船。まあ今回の目的はあくまでも船だからね。

ホッカイドーと言えば海産物よ
乳製品もむっちゃ美味い!

仙台の一時下船でシェアサイクルが欲しくなるのは贅沢か

 太平洋フェリーは出航のタイミングでさんふらわあ深夜便とシルバーフェリーが入港してくる。樽前山に沈む夕日と相まってとても美しい光景である。これぞフェリー旅の醍醐味だろう。

樽前サンセットとさんふらわあ
樽前サンセットとシルバーフェリー

 太平洋フェリーは、苫小牧~仙台便と、苫小牧~仙台~名古屋便の2種類が存在する。実際、需要を見ても仙台で下船する人はかなりいた。まあ苫小牧から名古屋をフェリーで旅行する人は、その道の人よね。

仙台着岸中

 太平洋フェリーの特徴として、全区間乗り通しの人も仙台で一時下船ができるということだ。下船可能時間はそんなに長くないので、近くの三井アウトレットやイオン多賀城店に買いだしに行くのが定番のようだ。

 一時下船の移動となると、やはり足が欲しくなる。自動車でフェリーに乗る人も、一時下船では歩いて移動となる。まあそらそうか。となるとシェアサイクルが欲しくなるのは人の常だ。東北最大の都市、仙台は当然ながらシェアサイクルが存在する。ただ、仙台港のエリアはサービス外のようで、ポートは無い。まあ当然か。

 過去には、実験的な港湾地区シェアサイクルもやっていたようだが、資料の限りでは仙台港フェリーターミナルにポートはなかったようだ。

 一時下船の時間は限られるため、シェアサイクルではあまり効率が良くないのかもしれない。あと、たっぷりと買い出しをして自転車で戻るってのも、ウェイトバランスとか色々とありそうなのかも?船的にも、買い出しされるよりも船内の売店でモノを買ってもらいたいわけだし、利害が一致しないってことかなって・・・
 やはり、「中心部」では成立しても「港湾地区」では難しさが残る。これはここまで出てきた八戸、苫小牧、仙台全部同じである。苫小牧だけは中心部でも、だろうが。

一時上陸はせず、八戸名物でSakeを呑んでましたよっと
仙台港はウミネコに囲まれておりましたわ

名古屋は港湾地区の生活の足としても可能性があるかどうか

 てなことで、かなりゆったりとした船内になってから仙台を出港し、一路名古屋港を目指していく。

太平洋を往く
姉妹船との離合
さんふらわあと並走する時間がある
MarineTrafficでの表示。青の2隻がフェリーで、右がさんふらわあ

 名古屋港のフェリーターミナルは、あおなみ線の駅にも近い。フェリー到着後はそのまま駅に向かうことに。

名港トリトンをくぐる
ボーディングブリッジのこのシール、なんかいいよね

 あおなみ線沿線は、住宅開発も盛んであり、また終点にはレゴランドやリニア博物館など、観光地が充実している。ということで、シェアサイクルを・・・と期待したくなるが、これまでの港湾同様の状況である。仕方ないね♂
 また、名古屋は流石に大都市だけあって、複数のシェアサイクルが存在するが、あくまでも中心部だけだ。

 団地が広がり、生活の足ニーズが増えてきても、港湾地区は色々と難しさがありそうだ。塩害だったり、はたまた港湾地区特有の大型トラックの往来の多さによる危険だろうか。

 てなことで、旅の最後に名古屋中心部の観光をシェアサイクルで・・・って思うも、今回はそれはパス。何故かって?名古屋の夏の暑さをナメたらいけないンだわ。熱中症で倒れたら本末転倒よね。ってことでにゃごや名物を食べてさっさと帰宅。夏のシェアサイクル、暑さが最大の敵かもシレンなってね・・・

にゃごや飯
これスタバ?


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