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Otakuの街観光にはシェアサイクルよりLUUPか

関西圏での普及を考えたら、その影響圏の徳島も将来的にそうなる話があってもいいのかも?


2泊3日のフェリー

 旅をしたのは2024年11月。日本国内完結の航路で、2泊3日の工程を楽しめるのは3航路存在する。
 1つ目は、苫小牧~仙台~名古屋の太平洋フェリー

太平洋フェリーのファンネル

2つ目は、苫小牧~秋田~新潟~敦賀の新日本海フェリー。但し2泊3日の航海は週に1回のみ。

敦賀到着時の光景

そして3つ目が、今回乗船する新門司~徳島~東京の東九フェリーである。念願の3航路目だが、都合あって新門司~徳島のみ乗船となった。全区間乗船はお預けとなったが、それはいずれ乗ることととしよう。

中継地までの船旅を楽しむ

 てなことで、東九フェリーに乗っていく。出発は小倉駅。ここから徒歩旅客の集合場所の門司駅に向かっていきましょう。

スタートはいつも小倉駅。ここから門司駅へ向かう
キューポちゃん!
乗船前の腹ごしらえ

 門司駅に到着。新門司発のフェリーは4社ある。オーシャン東九フェリー以外は小倉発の門司駅経由バスのを仕立てているが、オーシャン東九フェリーのみ乗合タクシーで送迎。つまり、徒歩でターミナルに向かう乗客は極めてまばらであり、タクシーで事足りる程度しかいないことがわかる。

門司駅のジーモくん!
門司駅名物トリプルフェリー案内に、東九フェリーの記載は無いのは、移動がバスではないため

 基本的に、九州~東京の船旅客のニーズは東京九州フェリーが強くなっているとは思う。東九フェリー自体は王子製紙の物流便の要素も大きく、安定したトラック便を抱えている。それ故、一般旅客が多くなくても特に困らないのかもしれない。RoRo船に非常に近いフェリーとも言えようか。

今回乗る船
徒歩乗客は1桁人数だったが、船に乗ったらドライバー多数だったね

シンプルフェリーの旅のよさ

 オーシャン東九フェリーは、シンプルフェリーを名乗るだけあって船内に豪華な装備は無し。これがとてもいいのである。船旅に何を求めるか?は以前も書いたが、この船もシンプルな空間を楽しむ上でこの上なく素晴らしい船なのである。カジュアルクルーズを期待する人には空振りだろうが、求める人に合致すればよいとも言えよう。

いざGoToオーシャン
新門司に停泊する名門くん!
横須賀まで21時間で着く東京九州フェリーの港。まだ横須賀からの便が到着する前

 フリースペースであるオーシャンプラザには、多数の自販機がある。これがこの船の名物だ。そこかしこで宴会が行われている。トラックドライバーにとって、寝て過ごせるし友人や同僚と楽しめるフェリーの意義はとても大きいのだろう。

名物の自販機群。徳島の船なので金ちゃんラーメンもばっつり!
オーシャンプラザは、昼の時間は常に混雑だったね

 深夜のオークションプラザにいたら、さんふらわあきりしまと反航離合を目撃。まさかの光景であったが、これも船旅の醍醐味である。

カメラの解像度の限界なのでよくわからないだろうが、右がきりしまなんよ

 今回の旅は個室を予約したが、朝起きたら目の前に海という光景であった。これがとてつもなく心に響き、あっという間に東九フェリーの良さに魅了されてしまった。やはり、予定を調整して徳島~東京の昼行にも乗るべきだったと強く思ってしまったね。

船室が船の最外側まで張り出しているので、何も遮るものはない
Bluesky
いつまでも海を眺めたくなるね

 朝食は自販機うどん、四国の船なのでうどんの味もしっかりしている。

名物の自販機うどん

 てなことであっという間に徳島着。次回は全区間乗り通しを誓って下船である。

Bluesky
あっという間に下船

Otakuの街の観光は、何を足にする?

 徳島で下船後は、欲を出して南海フェリーで対岸に渡り、関空から帰ろうと企んだが、徳島は殆ど観光したことが無かったゆえ、折角だから徳島観光をして、徳島空港から帰ることとした。南海フェリーは次回である。てなことで徳島駅に到着したので、これから観光である。

駅前からしてDance
これ温泉むすめ?もAWA Danceである

 てなことで観光であるが、徳島もシェアサイクルが無いのは確認済。てなことで一般レンタルサイクルを駅前で借りることとした。

今回のチャリ

 ちなみに、かつて徳島南部ではPIPPAというシェアサイクルが運営されていたが、残念ながら撤退していた。まあ何にせよ徳島駅前にはシェアサイクルが無いのは変わらない。

 てなことで、徳島観光である。まずは腹ごしらえだ

University of TOKYO

 満腹になったら、やはり眉山である。

眉山
輪行を前提の眉山ロープウェイ
遠くに南海フェリーも見える
山頂駅はOtakuタウン

 山頂駅にはマチアソビカフェもあり、マチアソビが徳島に根付いていたのがわかる。まあ開催に際して直近では色々とあったが、そこは触れない方向で。

 山頂から降りて商店街を進むと、同じくOtakuタウンなお店が。やはり街に根付いているのがよくわかるというものだ。

商店街のポスター
無茶苦茶いいポスターが売ってた

 徳島駅の東には、徳島城址がある。ここには簡単に行けそうでかなり大回りが必要なので、徳島駅高架化の話もあるようだ。

大回りしないと来れない徳島城跡
城跡に機関車が展示されている
駅に隣接した車庫があるから、ここあたり一帯の高架化は結構大変そう

 てなことで、徳島も満喫したのでそろそろ駅に戻るかってのでチャリをこいでいたら、あるものを発見。

LUUPくん!

 シェアモビリティくん!だ。そして戻りの道中よく見たらちょくちょくポートがあるのを確認。実は徳島でLUUPの実証実験をしていたことを後から知った。2024年9月4日から12月3日の期間限定だったようで、11月に徳島に訪れた私は偶然見かけることができたようだ。

 シェアサイクルは徳島でも十分成り立つように思えるのだが、LUUPのほうが徳島の人には受け入れられそうな気はしている。というのも、徳島は四国の中では最も関西圏とつながりが強い。そして大阪のLUUP普及率を考えると、徳島の人にとってはLUUPは既にユーザー登録済で抵抗が低いとも思える。
 この実証実験で、どの程度可能性が見えたのかわからないが、何かしらのシェアモビリティの可能性は模索できたのではないかと思われる。まあ、個人的には、シェアサイクル好きの身としては、シェアサイクル導入になってもらうといいんですがねとは・・・

帰宅の空港にて

 空港も阿波踊りの阿波まみれでしたね。

ダンサーズ
すだちくん!

 空港のラウンジで呑んだワンカップすだち酎、これがまた無茶苦茶美味かったのでこれはまた呑みに来ないとなってなりつつ戻りましたとさ。


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