月夜に吠える犬声のようにたわいない行動
比喩ジャックマン vol.8 ワンコの比喩
ここ最近、南北関係、米朝関係に対して友好的雰囲気を醸し出しつつある北朝鮮さんの話題
朝鮮中央通信は、その友好ムードを制裁の圧力の結果だとする指摘に対して「月夜に吠える犬声のようにたわいない行動」と反発したとのこと。
昨年のトランプ大統領の「ロケット野郎」発言に、「なんか犬が吠えてるわ〜」と述べた北朝鮮外相といい、日米の北朝鮮に対する態度に「アメリカは狂犬、日本は忠犬」と言ってみたりと、ワンコの比喩がなかなか多い。
国境を越える?越えない?
日本でも「負け犬の遠吠え」など似たようなイメージでワンコを使うので、その点ではワンコにもつイメージは日朝の国境を越えると言えるかもしれません。
英語でも、「Barking dogs seldom bite.」という慣用句があるようで、これは日本語の「弱い犬ほどよく吠える」とほぼ同義なことを考えると日米でも犬に持つイメージは近いのでしょう。さすが長年人間のパートナーやってくれてるワンコ。グローバル。
ただ、「ワンコ=かわいい」側のイメージは北朝鮮とは様子が違う模様。もともと犬食の文化もあったようで、「ペットに服着せて、わー かわいい」ということはなく、つまり、かわいいものの喩えにワンコが出てくることはナッシングといえるでしょう。
ちなみに、色のイメージも国境を越えません。たとえば青色は、日本語だと青春とかの爽やかなイメージ、英語だとブルーで憂鬱なイメージなのでまるで真逆です。
どんなワードがどのような意味で比喩に使われているか。これをおさえておけば、国境越えて仲良くなるきっかけになるかもしれません。
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