推しに会いたくなった話。
ファンレターを書き終わりました。
昨年の12月から計画を立てて、今ですよ。
あぁ、やっと!やっと書けたよ!
今日清書を終えた時、私は解放感からそのまま後ろに倒れ大の字に寝転びました。
こう書くと嫌々やってるみたいに受け取られそうですが、そんなことは一切ありません。
ファンレターに対する気持ちはすごく前向きなんです、特に私の場合は推しと(一方的に)やり取りできる唯一のツールですから。
ですが、もうアナログの書き物から離れて数十年。
私の鉛筆やボールペンを握る手の筆記筋が完全に衰え切っていて、ちょいちょい「あー!!!」ってなってしまうことはどうしても出てきます。
大人になって出来なくなることもあるんですね。
実際、皆さん文字を書いてますか?
noteをやる方は筆記筋が衰えてない方が多いような気もしますが、普段の生活で筆記用具を握る時なんてもはや何かに署名する時くらいじゃないでしょうか。
私は完全にそうなってしまっているので、便箋3枚分の手書き作業に使う労力と精神力は『疲れて帰って面倒くさい時の入浴』と同じくらい消費されている気がします。
鉛筆下書きはブレイキン女子を見ながらやっていて、終わったら夜中の3時になっていました。
見ながらやらなければ、30分程度で終わったと思うので1時半には寝られたと思います。
下書きに限らず、書き物は全部夜中に書き進める方が性格としては向いているようです。
YouTubeで『カフェで流れているジャズ』みたいな曲を流して深夜作業する自分に浸ってみたり。
昔の洋楽の恋の歌を流しながら、レトロ系恋する乙女の役になりきってみたり。
蓄音機の音質とかまた沁みるんですよ。
ちなみに私のお気に入りは、サティです。
『ジュ・トゥ・ヴ』を聞きながら手紙を書いていると、雑多な家のリビングから心はたちまちフランスのカフェへとワープします。
私は店の一番奥の席。
時々ふと窓の外を眺めて、物思いに耽ったような表情でこの手紙を送る相手を思い浮かべたりして。
窓の外は小雨が降ってたりするんですかね。
(この辺は完全に深夜テンションに侵された私の妄想です)
ただ、この深夜テンションで最初のスマホ下書きを行うのは要注意。
書いたものをそのまま採用!…は控えた方が無難かも。
上記の通り、自分に酔いに酔いまくってどう考えてもまともな状態で書いてないですから。
私の場合はとりあえず好きな時間に書いて、翌日の昼とかに見返して添削・校閲して。
最低3日間は置いて考えた方が安全だと思っています。
最初のどストレートな熱い気持ちを大切にするのも良いかもしれませんけどね。
ファンレターを書いていると思います。
「私やっぱ、めちゃくちゃ森下能幸さんのこと好きだな!!会いたいな!!!」
…って。
好きになった日の気持ちとか初めて会いに行けた舞台のこととか。
手紙に文字を綴っていくために色んな景色を思い出すので、頭の中の小さな私は記憶の場面を行ったり来たり。
好きな人の事を書いてれば、会いに行きたくなるのはもう道理ですよね。
森下さんへのお手紙は一応これにて一旦休止です。
森下さんからすれば、本当に「こいつなんなんだ?」と思われていたかなと。
芸能人とはいえ、絶対狙ってない層から数回ファンレター来るの多分まぁまぁ怖かっただろうなって。
手紙にはそれとなく書いたんですけど、本当に私は去年何もかもどうでも良くなった時に『相席食堂』の森下さんの人に対する丁寧さにフワッと照らされたんですよね。
上手く説明できないですけど。
太陽みたいなギラギラさじゃなくて、街灯みたいな暖かい灯りに惹き寄せられました。
優しいイケおじの温かさは、私にとってほんのりとした明るさのガス灯のようなものだったのだと思います。
端的に言えば、森下さんは命の恩人でした。
花火の便箋使ったから、今月中には出さないとまずい!
台風が行ったら速攻出しに行くぞー!(了)