3歳のむすめが描く絵に手が生えて足が生えた話
この夏まで、どうやらこの子はあんまり絵を描くのが好きじゃないんだなぁと思っていた。
他の子たちがカラフルな色彩で色を塗りたくっている中で、むすめは青色しか使わず、しかもテンテンテンテンテン…と点を打つだけ。
わたしはわりと絵を描くのが好きでむすめにせがまれてはアンパンマンやお魚や、うさぎさんなんかを描いてあげてたけど、なんでなんだろうなぁ、これは遺伝しなかったんだなぁとなんとなく思っていた。
ところがある日、『こうやってカラフルに描くと素敵でしょう?』とたくさんの色を使って丸を描いてあげると、持って帰ってくる絵に少しずつ色が増え始めて『ままー、からふる、でしょう?』と言うようになった。
実際は黒と茶色の線がグチャっとあるだけなのでカラフル!ってことはないのだけど、色を認識したんだ!って思った。
また数日後、お顔をしっかりかけるようになって『これがまま、これはぱぱ』と指さして言うように。
ちゃんとお目目と口があるー!それが今年の夏頃のことで、それはもう嬉しくてたくさんたくさん褒めた。
次はなんと、ちょんまげが生えた。
(鼻も増えてるけど)『すっぽんぽんのすけ』という保育園で読んでくれる絵本が好きらしくその主人公を描いているらしい。手足の前にちょんまげ…!
次はとうとう、手か足のようなものが生えた。
左側のアンパンマンの顔からぶしゃーとヒゲみたいなのが生えてるけどこれはマントらしい。へーー、マントも生えたぁ。すっぽんぽんのすけのちょんまげも長いぜ。
次は足が棒一本じゃなくて先っぽがついた。
足じゃなくて手なのかもしれないけど。マントもちゃんと生えている。
次は胴体が付いて、
とうとう、体と手と足がついて立った!すごい!
これがたった2ヶ月の間の進化なんです。
毎日毎日保育園で絵を描いては『ままー、おてがみかいたよー』と持って帰ってくるようになって、
壁がえらいことになってます。(ミュージアムと呼んでいます 笑)
保育園の先生もこれには驚いていた。先生たちは大体絵で子どもたちの様子を把握することができるんだそうで、絵を書き始めた夏頃からすごーくしっかりしてお喋りも主張もするようになりましたよと教えてくれた。自信がついたみたいって。
あと、絵に手足が出てきたってことは自分の感覚の中に手足を感じたからだとも言っていた。へえーー。(え、ちょんまげは…?と一瞬思ったけど 笑)
絵を描かないし色に興味がないのかも…とか、いろいろとね、親というのはあらゆることを心配しちゃうけど、こどもはこどもでまあしっかりと吸収してきっちり成長していくのねって思いました。次は何で驚かせてくれるかなぁ。
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