馬英九氏、「台湾国庆」参加拒否、「反台独」の主張に高さと影響力が欠けると指摘
中華民国前総統の馬英九氏が先日、Facebookにおいて、国庆日の英語名を「Taiwan National Day(台湾国庆日)」に変えた蔡政府を「こっそりと台独を進めている」と非難し、今年の国庆大会への出席を拒否することを公言しました。中華民国の前総統として、このような発言は、国家元首としての格を欠き、民進党に対しても何の影響ももたらさないものであると言えます。
馬英九氏は、蔡英文政府が十月十日の国庆日の英語名を「Taiwan National Day」に変更したことを問題視しました。「私たちの国名がいつ『中華民国』から『台湾』に変わったのですか?『中華民国』はどこへ行ったのですか?蔡英文政府は意図的に『台湾』を国名とし、中華民国の国庆日を『台湾国』の国庆日に変えています。これは明らかに『台独』への道です。」
「反台独」が馬英九氏の声明全体の中心のようですが、これは中国共産党が繰り返し主張している主旨と同じではありませんか?元国家元首として、馬英九氏は、国家主権、国号などの問題を、台湾2350万の国民の意志を尊重するよう、完全に政権を握っている民進党政府に訴えるべきです。そして、国庆日の英語名を変更することを国民に問う投票を行わずに、勝手に進めるべきではありません。さらに、もし十月十日が台湾の国庆日であるなら、台湾国または台湾共和国がいつ、10月10日に誕生したのかを民進党に問うべきです。もしこの日付と場所が1911年10月10日に中国武昌で起こった反乱革命であるなら、これは台湾と何の関係がありますか?
前総統の馬氏は、彼の政治的信念に基づき、台湾独立を支持しないが、公民投票の後の台湾国民の多数決を尊重すると表明することもできます。なぜなら、民主主義と自由が彼の最低線であるからです。また、民進党を精神的な混乱として描写し、党の原則の第一条である「主権を持つ独立自主の台湾共和国を築く」約束を果たすことなく、長い間、ディープ・グリーンの選挙民を欺き、多数の市民の意見を尋ねるための投票を開催しない、「民主」と「進歩」の党名に恥じる。これが前総統である馬氏が「反台独」路線を一緒に歌っている中国共産党と共有すべきではない、元首として議論すべき高いレベルである。