2024/05/29 引っ張ってきた青い君
昨日、一昨日の雨はどこかに行って梅雨前の夏がいる。今は雲がない、苦手な暑く眩しい空気だった。
今日はサカナクションのライブ、1日有給を奪い平日のライブ。それだけで数割マシで気持ちが踊る。グッズは別にええのでギリに着くまでダラダラと時間を使う。
チケット取るのは一番多い席のスタンドAにした。もう何回外れたか、という記憶があるので、ひよって2階の席ありに。舞台は見やすく良い席を取れたようだ。しかしまぁまさか取れるとはね。
着席しやや待つ。何を歌うんだろうか、と暇なので考える。アルバムのツアーではないので恐らく過去の人気曲を持ってくるだろう。セントレイ、表参道26時、Klee、夜の東側、シーラカンスと僕、ナイトフィッシングイズグッド、僕と花‥聴きたい曲がたくさんだ。ただ出来ればAmeのAでもBでも良いので聴きたい。サカナクションといえば、夜、海、雨、青色、という感じなので。Ameは大事だ。
注意アナウンスの後、ライブが始まる。
暴雨音と雷雨の映像が投影される。Ameだ!雨の降る中、傘をさしながらウォークマンから聞いた空気や情景が鮮明に思い出せる。Ameの曲と共に涙が出ていた。エンディングまで泣くんじゃない。
予想通り古い曲から最近の曲までごちゃ混ぜで曲は進んでいく。ジャンル分けはされてるようで、盛り上がる系、静か系、テクノ系、人気ラッシュ系、というかたまりで楽しませてくれる。曲の緩急が上手で自分のモードも選びやすかった。楽しむから聞くから踊るまで。心どころか体も踊ってた。
踊る曲が多い気がする。踊れとたくさん言われた記憶がある。狭い席の中でめいいっぱい手足を伸ばして踊る。半畳もないここは各々のダンスホールで、自由で広くって楽しかった。
しかしまぁ涙が出る。音楽は情景とリンクするもので、Ameの話じゃないが、ホーリーダンスとかルーキーとかが特に。どうしようもなくって、もがいて、音楽に助けられていた頃の自分が今の自分を泣かせにかかる。音楽はまぁ今も助かってます。
ルーキーのコーラス部分が大好きで、ここを歌えたのが嬉しい。歌詞も帰路で思ったがとても良い。語感で好きだったけど詩的な歌詞は、自己解釈だけど過去の自分から応援されてる気がする。
アンコールも終わりMCが始まった。MCがこれまでなかったのであるタイプのアーティストなんや、と思った。もちろん嬉しい。
「もうライブが出来ないと思っていた」と言っていた。今更だが、このツアーは、前ツアー最中に病気で中断になったものの弔いのようなツアー。こんな有名でもそう思ってしまうんだなぁと思う。ちなみに前ツアーも外れてます。
いや〜よくぞここまで立ち上がってくれた。こんな良いものを摂取してなかったなんて、なんて勿体無い。10年20年も音楽やりたいようで今頃ながら一生ついて行きたくなった。‥ファンクラブ入るか!チケット取りたいし!
全員が楽しいと言っていたのも印象深い。スクリーンに映されるサカナクションはよく笑っていた。ボーカルなんかは踊りに踊っていた。大阪は声がでけぇとのことで、それは毎度どのアーティストでも言われる。秩序のあるうるささはいくらでも良いものだ。
静かめの曲の中、エンドロールが流れて終了となった。エンドロールがあるライブ大好き。
音のクリアさは言わずもがなだが、映像の綺麗さ、レーザーの美しさどれを取っても一級品だった。初めてのライブの興奮を届けたいとか何とか言ってたが、いゃ〜これはかなり上質なライブよ。耳が肥える。
あの曲とかあの曲を聴けたせいで、セントレイとかいつか聴けるんじゃない?という希望が生まれてしまった。もっとバンバンライブやってくれ。中堅バンドに今ハマると中々もどかしい。1stから聴き続けていたけどライブは取れねぇ人、という扱いだったから余計に。年に2回ツアーして。もう見たいもんです。
song
「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」
全部聴きたかった曲だし
ほとんどダンスミュージックだったなーと
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