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2024/05/05 愛が一層でよ

朧げな記憶

死ぬまでに会いたい人は?
俳優、ミュージシャン、漫画家やらアーティスト。人というか、創造する人での話。創造物で助かっている人間としては、そう言う死ぬまでにお会いしたい人がもうパンパン宝箱のようにいる。そんな山の一番上にいると言っても良い人に会ってきた。

マッツ・ミケルセン。北欧の至宝と呼ばれる俳優。007、ファンタビ、ハンニバル、マーベルなどなど、多くの映画に出ているイケおじの俳優さんである。僕的にはデスストランディングというゲームに出てきたのが落ちどころだったように思う。

大阪のコミコンに行ってきた。アメコミのコミケみたいなもんでマーベルとかDCとか映画の祭典のようだった。今回はマッツとの撮影会が5時からだったので時間まではブースを回ることにした。

個人や企業で多くのブースが並んでいた。スパイダーマンのグッズやら映画雑誌のブースやらを見て回る。しかし、どこ見ても人々人だ。コミコン自体存在はまぁ認知してる程度だったがこんな人気なのな。

デロリアンやらティムバートン版のバットモービルを見つつ、過去コミコンの著名人サインを見て周る。足が棒となったのでご飯休みを取った。ルーロー飯を食う。クッキングカーがたくさん来ており、横ではマジックショーをしていた。祭り感好き。

他も少々見て(マッツのTシャツを買って着て)椅子に座って広場でぼーっとしていた。コスプレイヤーが沢山おり、アメコミ系を中心にジャンプ系のコスプレも結構いた。コスプレの集団を初めて見たが結構楽しい。好きそうなのが楽しい。デップーと写真撮ってもらいたかったが午後にはどこかに消えていた。

もう一周ブースをぐるりと周り、良い時間になったので手荷物検査をして写真待機列に並ぶ。ここでも言うがすごい人。女性が多いが男性もまぁ普通にいる。ファン層を確認しつつ待ち時間。手が震える。

緊張しているのが分かった。緊張っていつぶりよ。初めて告白した時が過ぎった‥なんか似ている。幸福よりではあるんだがなんだこの不安感は。疲れか分からないが足も震えてきた。2.3発太ももを殴り、どうにもならんので藤井風の死ぬのがええわ、を聞く。落ち着いていく。

列が動き始めるとすぐだった。マッツがいるであろう小屋まで数十m、数m、小屋に入る。カメラマンの間からマッツを見る。マッツだ!と思った。そりゃ〜おるやろ、と思うんだけど等身大パネルでもありえるな、と穿っていたので緑のシャツとグレーのキャップの彼は、そこでファンと写真を撮っていた。

顔がきれいだと思った。イケメンとも美形とも思ったが今覚えているのはキレイらしさ。よく言う男は清潔感が大事!というあれなのだろうか。画素が高い感じがする。

おおらかだと思った。人間は出会って2.3秒で性格がわかると言うが、今まで思った初対面の印象の中で飛び抜けて良いものだった。

前の人がマッツに抱きついたり、肩を組んだり、首を絞めてもらっており1歩1歩と彼へと近づいていく。歩む速度は早く、1人5秒くらいだろうか。1人1人丁寧に写真を撮るお姿を見ていると割とすぐ自分の番となった。

目があった気がする。体が固まってるうちにマッツが肩組みのモーションをし、つられて肩を組んだ、よう。写真を見るに。事前に準備していた笑顔の形である上の歯を見せる顔を忘れ、いつもの口を横一文字に閉じ、逆への字口に。フラッシュで気を取り戻し次の人の時間なので立ち去る。thx!と聞こえた気がした。

その後写真を受け取り、まっすぐ家に帰った。撮られた写真を何度も見るが撮ったという実績を思い出せない。なんなら肩すら組み合っていた。写真曰く。確か‥人肌だった事は何となく覚えている。何となくめちゃ熱かめちゃ冷かと事前に考えていたからかも。

とかくまぁ、すごい経験だった。朧げな記憶もあいなって脳が補正しまくりで、思い返せばなんか後光があった気すらもしてくる。これからはスクリーンで彼を見るたび、自分のニヤケずらと、でも‥会ったんだよな‥というふわついた考えがよぎるんだろうな。それは、なんか良いな。


songs - 愛が一層メロウ/離婚伝説

頭からはなれん

とりあえずマッツミケルセンで画像調べて!

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