2021/10/22 くしゃがら
NHKでやってた[岸辺露伴は動かない]のBDが届いたので今見ている。
[岸辺露伴は動かない]は、荒木飛呂彦先生の描く漫画、[ジョジョの奇妙な冒険]の第四部に登場する漫画家の岸辺露伴を主人公とした基本短編のシリーズ。ヘブンズドアーという人を本にできる能力を使って、その人の歴史を知りリアルを漫画に生かす。またその本に文章を書くと相手へ命令できる。
そんな漫画の実写化を去年ぐらいに高橋一生が主演で3話だけしていた。漫画独特の雰囲気を残しつつ邦画のいいものを凝縮したようなクオリティ。世にも奇妙のシリーズものみたいなもんかな。ミステリーと不思議と奇妙をまぜた非常に質の高いもので好きだ。
2話の「くしゃがら」だけ録画忘れてしまって見れてなかったのを今やっと見れた。良かった。めちゃ面白い。
露伴先生は同僚の漫画家・志士先生から奇妙な話を聞く。担当編集者から貰った禁止用語リストの中に、くしゃがら、という言葉があり、その意味を知りたいのだと。使わないのは簡単だが、なぜ使ってはいけないのか、のために言葉のを探求し徐々に体を壊す志士先生。くしゃがら、とはなんなのか。
第二話「くしゃがら」あらすじ
創造物を描く二人がどうしてもその言葉に引っかかる。一人は冷静に、一人は狂気的に。きっと僕が聞いていたとしてもそんなに気にならないのだろうが、言葉を気にする人だけがかかる病のようで面白かった。
あと森山未來の怪演がすごい。この人はうるさい演技をしていてもうざくない。志士のぼろっとしつつ不快だがどこか憎めない感じを演じていたし、そんな人が段々と壊れていく演技が鳥肌ものだった。
やっぱり日本の物の方が言葉がまっすぐ飛んでくるので理解しやすい。このクオリティの物が跋扈していたら、僕だってドラマ見るし邦画も映画館で見る。たまーに大好きなドラマや映画が現れるが、大体は、そこそこ、で終わってしまうのはなんなのだろう。
ドラマなら[カルテット]が好き。人でみせるんじゃあなく、ストーリーで魅せて欲しい。邦画の好きなものは大体雰囲気が良い。[青い春]も雰囲気が大好きだ。また見たい。[シン・ゴジラ]も邦画の良いところが詰まってて良い良い。
このふわっとした定義の雰囲気が合うか合わないかなんだろうな。人と同じで作品の尺度もそういうなんとなくに頼る。一つはっきりとわかるのは、見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうのは無理。共感性周知なので、あいたたた、と思って見てられない。
第2期もやるみたいなので、そっちを先に見ても全然大丈夫だと思います。基本原作も1話完結だからね。高橋一生かっこいいのよね。露伴先生の失礼な感じとか、優しくないけどちょっと優しい感じとか、物事への狂気的になってる時の眼とか。そこに露伴先生がいる...!ってなる演技もいい。
ジョジョに絵柄で抵抗感あるそこの君!シリーズ物ではあるが、四部からでいいので読んでみよう!
今日もサムネ書いた。デジタルはぶわってしてれば雰囲気良くなるのがずるい。
Songs- 赤毛のケリー / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
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