歩き遍路千字レポ・②散髪編
前投稿「①準備編」から数日後、ついにお遍路出発前日となり、髪型を大幅に変えました。
それはズバリ、坊主!
人生に一度だけでも、やってみたかったんです。
社会生活を営んでいるうちだと、どうしても薬の副作用だったり、戒め(ex. 峯○み○み氏)のイメージを持たれてしまうので、浮世離れする今がチャンスと考え、お遍路出発に合わせて頭を丸めることにしました。
※決して、「お遍路の際は坊主にするのが作法」というわけではございません。
髪の毛がある方も、どうか安心してお遍路文化に触れてください。
そうして、6mmのアタッチメントで全体を剃り、こんな感じに仕上がりました。
(しれっと自身のインスタ宣伝)
かつての毛量がゴッソリ消えた爽快感は、相当のものでした!
夜は明けて9月22日、生憎の天気。
鉄道でJR板東駅に降り立ち、長き行路の始まりを迎えました。
自らの意思で剃髪したのはよいものの、坊主頭であるという現実には未だ馴染めておらず、雨具のフードを被って頭を隠している自分がいました。
遍路用品一式を購入してからは、雨よけ&坊主隠しの役割を菅笠へとバトンタッチ。
…まあ、菅笠を被っていたところで、側から見て坊主であることは分かるのですが。
あくまで、自分なりの気休めでした。
同日、とある札所の納経所にて「今日雨なんで、笠は外して入ってください」と言われた時は、えぇ…と思いながら渋々外しました。
日が経つごとに、この頭にも慣れてきました。
お寺の境内や道路沿いを歩いていると視線を感じることはありますが、ただでさえ浮世離れした日々に身を投じている立場、そんなことはどうでもよいのです。
何より、涼しくて風呂もめちゃくちゃ楽なのですから!!
以下、これまでに頂いたお言葉の一部を紹介します。
遍路宿の夕飯で一緒になったおっちゃん
「僧籍の方ですか?」参拝中に話したツアー遍路おばあちゃん
「本当のお大師さまみたい!握手してもいい?エネルギー分けてもらいたくて!」冷たいお茶を恵んで頂いたご夫婦
「頭まで丸めて、凄い覚悟やなぁと思いました!」LINEで剃髪直後の横顔写真を送りつけた大学時代の後輩
「正岡子規やん」
皆様、素敵なご反応をありがとうございます!苦笑
さて…お遍路レポというか、坊主レポが仕上がってしまいました。
次投稿からは、ちゃんと行程のことを書くつもりです。
また見に来て頂けると嬉しいです!