パパ36日目 初めてのお風呂場

パパ36日目。ついにこの日がやってきました。ベビーバスの卒業です。そしてお風呂場へ晴れて進級。拍手!パチパチパチパチ。

先日の1ヶ月健診の際に助産師さんから「もうパパとかと一緒にお風呂入っても大丈夫ですよ」と聞いてからというもの、この日のために準備を整えてきました。風呂釜のパイプ洗浄剤を買ってきて洗浄し、水垢を掃除して、赤ちゃんの初お風呂場を気持ち良いものにしようと夫婦で作戦を練ってきました。パパとママの連携のシュミレーションも繰り返し行い、修正を重ねました。抱っこして滑らないよう、ナイキトレーニングクラブでフィジカルもコンディショニングして備えました。お風呂に入ったあと、服を着てベッドに戻るまでの流れについても、どこで服を着るのかという問題に関しては熟考の末に脱衣所と決めました。

かくして1週間の準備期間の後に、赤ちゃんのお風呂場デビューが実現する運びとなりました。

赤ちゃんがおうちに来てからというもの、沐浴をさせるという日課は夫婦のスケジュールのうち重要な部分を占めていました。毎日、基本的にはママの補助を得てパパが沐浴をさせる。同時にママも必要な時はできるようにしておく。パパが腱鞘炎の時はママが大活躍してくれました。感謝。少し肌荒れのようなものが局所的にできてからというもの、沐浴はお肌のコンディショニングにおいて重要チェックポイントになりました。石鹸で洗うかどうか、保湿をするか・・・悩み、議論したトピックもたくさんありました。ペリネイタルビジットでアドバイスをもらったことも記憶に新しいです。

初めの頃は、どうやって赤ちゃんの体のバランスを取ったら良いか、試行錯誤でした。何度も何度もユーチューブ動画を見て、勉強しました。後ろ頭と背中を洗うためにひっくり返す部分は特に。身長体重も今よりずっと小さくて、ベビーバスが大きく感じられたものでした。今では、力強く足で縁を蹴り、頭を反対側でぶつけそうになる程。

何度沐浴直後におしっこをして夫婦で慌てたことでしょうか。いえ、正確にはそこまで慌てふてためいたとまでは言わないけれど、それなりに盛り上がったというところでしょうか。ワタワタとバスタオルを当てたり、おむつを先にしとけばよかったー!と悔しがったり、うんちじゃなくておしっこでよかったねと謎の安心をしたり。いつも妻には支えてもらっていました。2週間くらいまではおへその消毒もしていたなあ。産まれてから1ヶ月間が走馬灯のように蘇ります。

今日、お風呂場で入浴した後に脱衣所で服を着せてもらっている時、ベイビーちゃんは泣きませんでした。これまでは、毎回のように泣いて、飲み物を欲しがっていたのに。袖を通そうとする妻を困らせていたのに。今日は、少しお兄さんになっていました。

お風呂上がりのベイビーちゃんをベッドで見下ろしながら、こうして、少しずつ大きくなっていくんだね、と妻としんみり言葉を交わしました。少しずつできることが増えていって、いつかは我々の手を借りなくてもなんでもできるようになっていくのだろう。そんな時が来たら、きっと寂しさもあるのだろう。だから心の準備はしておこう。そして今、こうしてベイビーちゃんのためにしてあげられることがある時を大切にしよう。そんな話をしたのでした。

明日は今日よりも上手にお風呂に入れてあげられるかな?パパ、がんばります!


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