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NTTグループ 24年度2Q決算。

決算サマリー

第2四半期は増収減益であり、営業収益は過去最高を更新しましたが、営業利益、当期利益、EBITDAはいずれも前年同期比で減少しています。また、自己株式取得に関しては、2023年8月9日に2,000億円(上限)の自己株式取得を決議し、取得期間は2023年8月10日から2024年3月29日までとされています。10月末の取得実績は765億円です。

1.営業収益: 6兆3,646億円(前年同期比+784億円、+1.2%)
2.営業利益: 9,509億円(前年同期比▲456億円、▲4.6%)
3.当期利益: 6,708億円(前年同期比▲258億円、▲3.7%)
4.EBITDA: 1兆6,731億円(前年同期比▲345億円、▲2.0%)

自動運転への投資

NTTは、自動運転車を開発するアメリカの会社にお金を出して、その技術を日本で売る権利を取得。トヨタ自動車の一緒にどのような効果を出していくは期待したいです。
自動運転技術の研究開発や実証にも力を入れており、これらの技術が実現するためには情報通信の進化が不可欠であるとされています​。特に、2023年4月1日に改正された道路交通法により、特定条件下での自動運転レベル4の公道走行が許可されたことで、自動運転サービスの社会実装に向けた動きが加速しています。NTTは業務提携を通じて安心かつ安全な自動運転サービスの提供を目指し、地域の交通事業者や住民と連携し、交通課題を抱える地方自治体と協力してコミュニティバスなどのサービスを展開していく予定だそうです。さらに、NTTは自動運転技術の開発に注力するアメリカの新興企業メイ・モビリティーに約100億円を出資し、トヨタ自動車と共に実証実験を行う計画を発表しています​。トヨタのウーブン・シティーでも何かありそうです。

株主還元施策

自己株式取得が行われており、2023年8月9日に最大2,000億円の自己株式取得を決議し、10月末までに765億円分の株式を取得しています。今回の発表では、増配の発表はありませんでしたが引き続き自社株買を進めて行ってほしいと思います。

NTT法廃止?の影響

もし廃止されれば、NTTグループの企業統合や再編が進む可能性があるかもしれません。NTTグループの将来の収益性などに関して再評価するきっかけとなれば、株価に影響を与える可能性があります。
また、他の通信会社の競争環境も変化する可能性もありそう。


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