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三菱UFJ 24年度2Q決算。
決算サマリー
業務純益(銀行本来の業務によって稼ぎ出した利益)
10,857億円(前年同期比+1,905億円増益)、過去最高益を更新。親会社株主中間純利益
9,272億円、通期目標13,000億円に対する進捗率は71%。株主還元
総額4,000億円を上限とする自己株式取得を決議。
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三菱UFJフィナンシャル・グループの2023年度中間期決算は、過去最高の業績を叩き出しました。業務純益が10,857億円に達し、前年同期比で1,905億円も増加。これは、Morgan Stanleyの持分法適用決算期の変更や円安のおかげです。純利益も9,272億円で、年間目標の71%をすでに達成。素晴らしいです。3Q、4Qも好調だと思います。
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また、株主還元のために4,000億円の自己株式取得を決めたことも、これからの成長に向けての良い一歩です。
まず、業務純益がMUFG発足以来の最高を記録したこと。さらに、中期経営計画の最終年度に向けて、Rれからもこの勢いで、さらなる飛躍を期待したい。
株主還元施策
総額4,000億円を上限とする自己株式取得を決議しました。これは、株主に対する直接的な還元策として非常に重要です。
次期中期経営計画に記載のあるROE重視の経営と成長投資・基盤強化を目指すということここにポイントがあると思います。
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今後の株価上昇にも期待したいですね。
今後の金融正常化について
今年の大きなテーマである金融正常化。4月から半年ほどかけて銀行株、特にメガバンクが良い決算を出し続けています。金融正常化というトレンドに乗ることで収益をあげた投資家も多いと思います。
特に2024年に注目されるのが、マイナス金利政策の解除です。マイナス金利政策下では、銀行の収益性に悪影響を及ぼし、特に貸出利益の圧迫という形で顕著でした。金利の正常化は、金融機関にとって重要な変化をもたらすと思います。
マイナス金利が解除されると、銀行はより高い利率で貸出を行えるようになり、銀行の利益は増加し、その結果、金融機関の財務健全性が向上する可能性があります。
銀行にとっては収益性の改善が期待される一方で、借り手や投資家には悩ましいです。