三菱HCキャピタル24年度1Q決算と今後。
決算実績
前年同期比で売上が3.6%増加、営業利益が10.3%減少、経常利益が10%減少、純利益が9.6%増加を報告しました。同社の総資産および純資産も増加しています。配当は、修正なし、2024年3月期の業績予想についても修正なしという結果になりました。
今後の見通し
決算では、2023年5月に公表された2023～2025年度の中期経営計画についても触れています。この中期経営計画は、10年後のビジョンに向けた3つのステップ「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の「ホップ」の位置づけとして策定されました。2025年度（2026年3月期）の財務目標は、親会社株主に帰属する当期純利益が1,600億円、ROAが1.5％程度、ROEが10％程度を目指しています。
このように、事業の伸長や再編、子会社の完全子会社化など、さまざまな動きを通じて業績を向上させようとしていことがわかります。
配当予想
年間の合計配当：37.00円（予想）
2024年3月期の予想される年間の合計配当は37.00円となります。前年比+4円の増配です。綺麗に右肩上がりです。2025年3月期の配当が40円ほどと考えると現在の配当利回りでも十分に高利回りとなるかもしれません。
過去3年のPERレンジも7.48〜12.36です。現在10.64なので丁度中間あたりで過去の平均的な評価に近いと言えます。全体的相場が弱気なこともあり押し下げられていると思うので買いもアリだと思います。