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トヨタ自動車 24年度2Q決算。


決算サマリー

上方修正&増配発表という決算でした。6ヶ月累計の営業利益は2兆5,592億円となり、トヨタ・レクサスの販売台数は前年比109.1%の5,172千台を記録。電動車の販売は全体の35.3%を占める1,826千台。通期の営業利益見通しは前回の30,000億円から45,000億円に上方修正。中間配当は30円と前期比で5円増。また、自己株式取得の上限を1,000億円と設定。半端ないですね。

トヨタ自動車 2024年3月期 第2四半期決算資料
トヨタ自動車 2024年3月期 第2四半期決算資料
  1. 営業利益:

    • 6ヶ月累計: 2兆5,592億円

    • 通期の見通し: 4兆5,000億円(上方修正)

  2. 販売台数:

    • トヨタ・レクサスの販売台数(6ヶ月累計): 5,172千台(前年比109.1%)

    • 電動車の販売台数: 1,826千台(全体の35.3%)

  3. 株主への還元:

    • 中間配当: 30円(前期比+5円)

    • 自己株式取得: 上限1,000億円(前期比△500億円)

半端ない上方修正

通期の営業利益の見通しは、前回の見通しに比べて15,000億円上方修正。米ドルに関しては、前回の見通しの為替レートが125円だったのに対し、今回の見通しでは141円となっており、これが営業利益の増加に寄与しているようです。それにしてもすごい・・・。

トヨタ自動車 2024年3月期 第2四半期決算資料
  • 営業収益:

    • 前回の見通し: 380,000億円

    • 今回の見通し: 430,000億円

    • 上方修正額: +50,000億円

  • 営業利益:

    • 前回の見通し: 30,000億円

    • 今回の見通し: 45,000億円

    • 上方修正額: +15,000億円

株主還元施策

トヨタ自動車の2024年3月期第2四半期の株主還元施策は、中間配当として30円を設定し、これは前期に比べて5円増の額となっています。また、トヨタは「安定的・継続的に増配を実施」するとの方針を明示しています。。さらに、自己株式の取得に関しては「株価水準等を踏まえ機動的に実施」する方針を採用。中間での自己株式取得の上限は1,000億円とされており、これは前期比で500億円減少しています。

トヨタ自動車 2024年3月期 第2四半期決算資料

中間配当が前期比で5円増加しています。もし下期も好調であれば、配当が増加する可能性も考えられます。

トヨタ自動車 2024年3月期 第2四半期決算資料

トヨタは、日本の大黒柱ですし多くの投資家から注目されています。上半期の好調な業績を受け、下期にも営業利益の増加が期待されています。特に、電動車の販売が急速に拡大しており、トヨタの電動車戦略がどのように進展するのかが焦点なのかなと思います。また、新しいモデルの投入や技術革新による差別化も期待されています。

株主還元の観点からも、上半期の業績好調を背景に、配当の増加や自己株式の取得などの施策が期待したいところです。サステナビリティの取り組みも無視できない要素で、環境問題への対応や社会的課題への取り組みを通じて、企業価値の向上を図る動きを図ってほしいです。

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