NTT(日本電信電話)24年度1Q決算と今後。
24年度1Q決算実績
前年同期比で営業収益が1.4%増加、営業利益が5.7%減少、税前利益が9.9%増加したと報告しました。会社に帰属する純利益は2.0%増加しました。2023年度の予想年間配当金は5.00円と変わらず。前年比でいくと若干の増配です。
連結業績推移も順調です。EPSを着実伸ばしているのは非常に安心できます。
今後の見通し
2027年度に向けて、NTTはキャッシュ創出力を増大させ、EBITDA約4兆円を目指しています。NTTは、将来のビジネス展開や成長を見据えて、データセンターや成長分野への投資を積極的に行っていく方針です。
EBITDAの目標や成長分野への投資額など、具体的な数値目標を設定しており、これに基づいて経営戦略を進めていることが伺えます。
配当金
2023年度の予想年間配当金は5.00円と変わらず。前年比でいくと若干の増配です。7月1日に1株につき25株の割合で株式分割が行われました。この株式分割を考慮すると、2023年度の予想年間配当金は実質的に120.00円→125.00円 (5.00円 x 25) となります。
グラフから見てわかるように綺麗に右肩あがりです。配当性向の推移を見ると、NTTグループは利益の一定の割合を株主に還元していることがわかります。これは、企業の業績が好調であり、株主還元を継続的に行っていることを示しています。
また、NTTグループは自己株式の取得を通じて、株主還元を積極的に行っていると言えます。これは、企業の業績が好調であり余剰資金を株主還元に充てることができる状況なので株主への還元姿勢は非常にありがたいですね。
過去3年のPERレンジも9.06〜12.62倍。現在11.1倍です。株主還元にも積極的なので160円前半であれば買い増していくのは全然アリだと思います。丁度中間あたりで過去の平均的な評価に近いと言えます。全体的相場が弱気なこともあり押し下げられていると思うので買いもアリだと思います。
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