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「リリカルなのは」についての独白1

注:「リリカルなのは」作品自体への感想や解説はないです。ただの自分語りです。

皆さんは「魔法少女リリカルなのは」という作品をご存知だろうか?

2004年に第一期「魔法少女リリカルなのは」から始まり、現在劇場版第四作目「魔法少女リリカルなのは Detonation」(2018年公開)まで続いている作品である。来年には15周年記念として初のライブイベントである「リリカル☆ライブ」が予定されている。

そして自分は10年来の大のリリカルなのはファンである。そろそろ信者と名のっても許されるのではないかと思っているレベルである。円盤等は全て手に入れているし、劇場版四作合わせて映画館には150回ほど観に行った。なのはに力を注ぎすぎて高校生の頃には他のアニメを観なくなった。おそらく、なのはという作品が終われば自分はオタクをやめるだろう。そもそもこんな状態で自分はオタクを名のって良いのか。そんな状態である。

何故そこまでなのはにはまったのか。それについては未だに答えが出ていない。しかし、観始めたきっかけは覚えている。「有名な作品だから観ておこう」。そんな感じだったはずである。しかし、そんな気持ちで観始めた作品にドンドン惹きよせられていった。そして戻れなくなった。戻る気もない。

他の好きなアニメが「灼眼のシャナ」や「ローゼンメイデン」(どちらも兄が観ていた影響)なので「女の子が闘う?アニメ」が好きなだけかもしれない。しかし他の同じ感じ?のアニメにハマることもなかったので違うのかもしれない。好きな声優である「水樹奈々」が主演の「シンフォギア」や「なのは」と同じ都築先生原作の「dog days」もいまいちピンとこなかった。一応同じ魔法少女ものとされる「プリキュア」や「まどかマギカ」もピンとこない。(まあ後者二作に関しては観ていないのだが。)

ちなみに自分は水樹奈々オタクでもある。ライブも浪人期を除いて2012年から毎年参戦している。しかしよく勘違いされるのだが水樹奈々→リリカルなのはの順にハマったのではなく、リリカルなのは→水樹奈々の順でハマったのである。1期OPの「innocent starter」を聴いてハマったクチである。そして奈々ソンで一番好きなのは勿論「innocent starter」である。

本格的にリリカルなのはにハマったのは2009年ぐらいだった気がする。一気に1期の無印から3期の「StrikerS」まで観て、一人で劇場で「1st」を観た。中学1年の頃である。それまでに観ていたアニメといえば前述した「シャナ」や「ローゼンメイデン」だった。しかしそれらの作品を観たきっかけは兄が観ていたのを一緒に観ていたからであった。言ってみれば「お下がり」だったのである。また年代的に周りになのはファンはいなかった。自分たちの世代は「けいおん」直撃世代である。(自分もTV版は観た。)そんな中での「リリカルなのは」というのは「自分で見つけて」「自分だけがハマった」作品だった。
そんなプロセスもあり、自分は「リリカルなのは」への「信仰」を深めていった。

「信仰」が加速しだしたのは高校1年の頃である。その夏に「2nd A's」が公開された。その時は同じく水樹奈々オタクだった同級生と観に行った。しかし高校生になり自由が増え、お小遣いも増えた自分はその後も一人で何回も観に行った。おそらく合計5回観に行ったはずである。何回目かの鑑賞で隣の見知らぬサラリーマンと一緒に号泣していた記憶がある。「God」もずっとプレイしていた。
リリカルパーティーⅤには参加できなかった。学校行事がかぶったこともあるが一人で横浜まで行く勇気がなかった。今思うと行くべきであった。悔しい。
またこの頃になると映像以外にも手を出していた。4期と位置づけられたコミックの「Vivid」や「Force」はもちろん、アンソロジー、設定資料集、サウンドステージも集めだした。「蒐集」は現在まで続き、現在では手持ちのなのは関連の書籍は100冊を超えた。

高校卒業後は非常にもどかしい時期が続いた。高3の時には「そろそろ劇場次回作が公開されるし浪人などしてられない」と思っていたが良くも悪くも杞憂に終わった。浪人時にVividのアニメが放映されたが、何かと盛り上がりにも欠けた。それどころか劇場版続編の「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 3rd Reflection」の続報もなかなか出てこなかった。「Reflectionは立ち消えになった」の噂に戦々恐々とする日々が続いた。
そして1回生の時に久しぶりの続報が出た。「Vivid Strike!」の話であった。

タイトルに「なのは」とはなかったが、どうやらVividの続きらしい。「Reflectionはどうした?そもそもVividの分割2クール目はどうした?」と思った。ちなみに自分は未だにVividの2クール目を待ってる。もちろんセブンアークス制作で。

未知の存在であるVivid Strike!を楽しみ半分恐れ半分に待っている中、その日は訪れた。放送日…ではなく「NANA MIZUKI LIVE PARK 2016」の日である。水樹奈々初の甲子園ライブということで非常にテンションが上がっていた。そんな中、MCの時に奈々さんの口からこんなセリフが出た。「なのは達の後輩の話が始まるけど、なのは達のお話についてもそろそろお伝えできると思うので」蒼天の霹靂だった。狂喜乱舞していた。もうゲリラ豪雨なんて関係なかった。

そしてVivid Strike!の放送日になった。「ヴィヴィオ達はやっぱ最高やな」などと思いながら観ていた時、突然その時は来た。

雄叫びをあげていた。後半の内容どころではなかったのである。

続く


なのは布教に使います