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2021/09/26「ライトノベルはいつ読んでもいい」

昨日に引き続き似たような漫画の話をする。今日は『デスゲーム漫画の黒幕殺人鬼の妹に転生して失敗した』を読んだ。

これはピッコマで別の漫画を読んでいる際にたまたまオススメされた作品なのだが、どうやらすでに1巻単位で纏まっていることに気がついたのでKindleで購入した。原作が別にあるコミカライズのようだが、ぺぷ先生がコミカライズを担当していたことも購入材料になった。

こういったコミカライズ作品を名のある漫画家(名のある漫画家…?)が担当していることがそもそも珍しいと思ったのだが、椎名先生が『半妖の夜叉姫』のコミカライズを担当するなどわりとビッグネームがそういったことをしていたことを思うに、わたしが知らないだけでそういうこともままあるのかもしれない。

椎名先生の作品は『GS美神』から読んでいたが、気がつけばはじめて椎名作品に触れた時の年齢の倍以上を生きている。未だに椎名先生の作風は好きだな……と思うので、これが遺伝子に刻まれるということなのだろうか。こどもの頃に触れていた作品の作者が未だ第一線で活躍していることに敬意を表しつつ、なんだか感慨深くなってしまった。

このところ小説ではなく漫画ばかりだが、そろそろなにかしらの小説を読みたい。昨日美容院に行ったと書いたが、その際はひたすら『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の合本版を読んでいた。学生の頃リアルタイムで完結を見届けた作品だが、あのエンディングをもう一度見たくて合本版を購入した経緯がある。グランドフィナーレを満喫するために、最終巻だけではなくはじめから追っている。『みーまー』の認知度が如何程のものなのかは不明だが、わたしはあのエンディングに今もなお取り憑かれているので、他にも取り憑かれている人間がいることを願ってしまう。

これも遺伝子レベルで刻まれているという話になるのかもしれないが、こどもの頃に読んでいた児童書や、義務教育を終えるまでに読んだライトノベルは「残る」と思う。だからこそわたしは何年経っても『文学少女』シリーズに思いを馳せ、『断章のグリム』の救いようのない幕引きを思う。そして、わたしの書く小説の中である種の再演を描き、ひとり悦に入っている。

今からでも遅くないので、『みーまー』や『断章のグリム』は是非読んでみてほしいと思う。今ならUnlimitedの対象だ。

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