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2021/12/27「星を追う」

通勤時間に直撃するかたちで雪が降った。路面はツルツル、頭皮は舞い落ちてくる雪のせいでひんやりフローズンだ。

いつぞやの日記で雪が降ったらしいけど雪全然見れなかった!というような内容を書いたが、今回ようやく雪を観測することができた。今シーズン初の雪である。窓から見る雪は雪だな~と冬感に浸ることができるが、頭上から降りてくる雪はひんやりするし視界は悪いし、なんならぼやぼやしていると転倒する危険性もあるためそこまでよいものではない。

週末にまったく降らなかったくせに月曜から降るんかい、という気もするが、とにかく電車が止まったりすることもなく出社できてよかった。普段であれば雪にかこつけて在宅にするところだが、ちょうど年末の締めくくりということで否が応でも出社はしないといけないので遅延に阻まれなくてよかったと思う。

でかい駅を利用しているため雪国からやって来た電車が止まったりするのだが、雪国からこんもりと雪を積んでホームに停車する様などを見ているともっと降っているところもあるんだなあということを実感する。

雪をエンタメだと思っている人間なので人並みに雪降っててウケるなと思いながらそぞろ歩きたい気持ちもあるのだが、温かいオフィスでエナジードリンクを飲むのがわたしの仕事である以上今日も一日頑張りたい。ここ数日碌に日記も書かずに遊んでいたことだし。

ここ数日、いろいろな映画を観た。Blu-rayの発売を迎えた『劇場版スタァライト』『キャメロット後編』『呪術廻戦0』などである。これらを観た旨は昨日タイムスケジュールにも起こしたのだが、あらゆる手癖を詰め込んだようなラインナップだなと今更ながら感じ入ってしまった。

特にこの中だと(そもそも先週からはじまった映画は比較対象にはならないが)『キャメロット後編』が4,5回は劇場に足を運んだ記憶がある。近場で観られる映画館があったから……というのもあるかもしれないが、とにかく何回足を運んでもそれに見合う興奮があった。

元々FGO本編の中でも特に好きなストーリーなのだが、好きな理由がこれでもかというほどに詰め込まれていた。わたしは恐らくなんらかの目的意識のためにXXX年生き続けるというテーマが好きなんだと思う。『神風怪盗ジャンヌ』のノイン然り。

XXX年生き続けるというテーマはフィクションではまあありがちなテーマなのだが、XXX年生き続けるという裏にはXXX年待ち続けるという事実がある。自分の意思ひとつでコントロールできないものは人間にとって往々にして苦痛を伴う行為だと思うのだが、待つという行為はその最たるところなのかもしれない。

どれだけ待ってももう二度と出会うことがないかもしれない人間のために1,500年放浪を続けた男のことを考えてしまうと、ついつい爆泣きしてしまう。なんなら今も涙目で日記を書いているのだが、わたしたちの知っているアルトリア・ペンドラゴンのその先にあるものがその対象であることも爆泣きの理由かもしれない。星は万物が等しく見上げるものなので。

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