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2021/09/28「シャレマニを終えて」

『シャレマニ』をクリアした。

すべてのルートをクリアしてはじめて物語の全容が知れるという形式のシナリオだったが、ルート分岐は前情報として聞いていた通り『ノルン』方式だった。9人の攻略キャラクターがそれぞれ3班に別れ物語が分岐していく(一部のさらにルート分岐あり)形式は、近年の乙女ゲームだとわりとポピュラーな形式かもしれない。

『シャレマニ』を知っている人には釈迦に説法な話だが、『シャレマニ』は人狼ゲームを下敷きとしている。ヒロインである瀬名ヒヨリはプレイヤーが焦点人物として信頼することを前提として読むため人狼確定なのだが、ヒヨリと共に異世界に拉致されてきた彼らの中には人狼と狂信者が紛れている。『シャレマニ』内では人狼=プロデューサー、狂信者=スポンサーだが、概ねは人狼ゲームの用語で説明ができるだろう。

物語の性質上、『シャレマニ』最大のネタバレポイントは一体誰が裏切り者なのか? というところになるのだが、これがあるせいで(お陰で)オススメの攻略順について書くことも憚られる。誰のルートから大団円に分岐するかなど、それを書いてしまったらそのキャラクター=プロデューサー確定では? になってしまう。そして、恐らくそれは正解に違いない。

乙女ゲームにおいて、攻略順について事前に知っておきたい人はそれなりに多いと思う。攻略制限のあるキャラクターに関してもそうだ。まあここら辺は実は攻略制限が掛かっており、もう一度はじめからプレイするのは面倒臭いな……というプレイヤーの怠惰な気持ちの反映なのかもしれないが、理由はともかくそういった向きはあるだろう。

そのため、『シャレマニ』をプレイする際は、心の底からネタバレを踏みたくないと願うのであればそもそも攻略順すら他者の意見を取り入れずに好きなようにプレイした方がいいと思う。わたしが攻略した順番なども、ごちゃごちゃ言うのは野暮なので記さないことにする。ただ一言、なにかを書き残しておくのであればわたしは陀宰メイが特に好きなキャラクターだった。

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