2023年11月度製品アップデート
今月はデータセットの変更履歴管理に対応しました。
これにより、いままで以上に低コストでデータセットのバージョン管理をすることが可能になります。
また、データセットのエクスポート時の指定条件の拡充やドキュメント機能の使いやすさの向上、HQ-SAMのファインチューニングなどの機能拡充も実施しています。
データセットの変更履歴管理が可能に
データセットにおいて、データの追加・削除やアノテーションなどの変更履歴を確認できるようになりました。
対象の変更履歴を指定して、データセットを復元することもできます。
変更履歴は差分データのみを管理するため、低コストでデータセットのバージョン管理をすることが可能になります。
データセットのエクスポート時にアノテーションクラス、タグ、属性の指定が可能に
アノテーションクラス、タグ、属性を指定して、データセットをエクスポートできるようになりました。
これにより、利用したいデータのみを適切にエクスポートし、ご利用いただけるようになります。
ドキュメント機能が使いやすくなりました
アノテーションやデータセットのドキュメント機能において、Markdownでの記載やショートカットキーへの対応、画像や動画などのファイルの埋め込みができるようになりました。
これにより、アノテーションやデータセットに関するドキュメントの作成が効率的に行えるとともに、マークダウンや画像や動画ファイルを活用してメンバー間での認識を合わせやすくなります。
HQ-SAMのファインチューニングが可能に
Segment Anything in High Qualityのファインチューニングに対応しました。
お客様のアノテーションデータを活用してモデルを最適化することで、スマートアノテーションの精度を上げ、アノテーション作業をより効率化できます。
そのほかアノテーション機能の拡充やデータセットの使いやすくなりました
[アノテーション]自動アノテーションの失敗理由の表示に対応
[アノテーション]矩形やセグメンテーションの線や色の濃さの調整に対応
[アノテーション]アノテーションのあるフレーム以外にも属性フレームの付与に対応
[アノテーション]アノテーションの一括非表示に対応
[アノテーション] 音声セグメンテーションの選択したアノテーションクラスの変更に対応
[データセット]詳細画面のURLでの共有に対応
[データセット]一覧のサムネイルの表示サイズの変更に対応
[SDK]SDKでの2,000件以上のアノテーションの付与に対応