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第2回旧作杯参加レポート ~ランタンコンの復権を目指して~

 いつも通り、旧作杯の参加費代わりのレポートを残しておきます。今回は自分の大好きなデッキ、ランタンコントロールについて語っているため、オタク口調の早口でお送りしております。みんな、大好きですよね、ランタンコントロール。

ランタンコンの衰退

 時は約3年前。2017年プロツアー「イクサランの相克」にて、ランタンコントロールを駆るLuis Salvattoが優勝。同年のグランプリ・ブリズベンでもランタンコンによる優勝者が出ており、ランタンコンはまさに2017年に一時代を築いたと言える。私もこの頃熱心にランタンコンを使用していた。

 しかしその栄華も長くは続かなかった。モダンホライゾンでの《悪ふざけ/Shenanigans》、灯争大戦の《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》、エルドレインの王権の《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》はアーティファクト主体のこのデッキを死滅させるのに十分だった。そうして、私はランタンコンを手放し、モダンを主戦場とするのをやめ、レガシー、ヴィンテージに下りて行き、ずぶずぶとハマっていった。

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死ね!(直球)


昭和のランタンコンとの出会い

そんな時、某ヴィンテージの影の支配者(なんとか削さん)から「オールドスクールやらない?」と誘われ「興味ないっす」と答えていたものの、一応色んなデッキを探してみると、こんなデッキをインターネッツの片隅で発見。

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 一瞬、なんだこれ?と思うも、《Field of Dreams》というカードを見て、合点がいった。

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「プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。」

 つまりこのデッキは、《洞察のランタン/Lantern of Insight》を《Field of Dreams》に、《写本裁断機/Codex Shredder》を《石臼/Millstone》に代替した、昭和のランタンコンとも言えるデッキだった。

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罠の橋がザダークあたりにあれば完璧だった

 こうしてオールドスクールという全く別のフォーマットでランタンコンと出会ってしまった私は、過去の栄光を取り戻すべく、ランタンコンでオールドスクールに参入することを決意したのであった。

ランタンコン調整記

は流石に長いので割愛。先述の参考にした5色デッキからバッサリと3色を切って青白にまとめた過程とか色々調整録はあるんですが、そこまで書く必要もないかなと。
という訳で色々な検討の結果、現在のデッキレシピは以下のとおり。

Spells (43)
1:《Mox Emerald》
1:《Mox Jet》
1:《Mox Pearl》
1:《Mox Ruby》
1:《Mox Sapphire》
1:《Ancestral Recall》
4:《Field of Dreams》
2:《象牙の塔/Ivory Tower》
4:《土地税/Land Tax》
1:《回想/Recall》
4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1:《天秤/Balance》
1:《Braingeyser》
1:《Chaos Orb》
1:《Copy Artifact》
4:《対抗呪文/Counterspell》
4:《解呪/Disenchant》
2:《友なる石/Fellwar Stone》
4:《石臼/Millstone》
1:《Time Walk》
1:《Transmute Artifact》
2:《神の怒り/Wrath of God》

Lands (17)
4:《島/Island》
1:《Library of Alexandria》
4:《平地/Plains》
4:《露天鉱床/Strip Mine》
4:《Tundra》

Sideboard (15)
1:《Preacher》
2:《青霊破/Blue Elemental Blast》
3:《臨機応変/Sleight of Mind》
3:《City in a Bottle》
2:《塵は塵に/Dust to Dust》
1:《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
2:《Moat》
1:《神の怒り/Wrath of God》

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見よ、この美しいデッキリストを。

ってなわけで、こいつで第2回旧作杯へジョインをすることに。

対戦レポート

1回戦目 vs くとぅるふさん(Br Aggro)×〇〇
G1:相手の黒騎士とEbon Handが一切止まらなくて負け
G2:お相手3マリでStrip MineとChaos Orbで土地を枯らせて勝ち
G3:BalanceとMoatが強くて勝ち。途中ヒッピーで何回か殴られて結構危うかったけど、途中でソープロを引けたのが良かった。黒赤が相手だと流石にMoatが強いね。

2回戦目 vs PIXUSさん(Bur Aggro)××
事前情報で黒タッチ青赤ミッドレンジという情報。
G1:1tのJuzamをソープロするも、その後のSerendibとSedge Trollが止まらなくて負け。ってかどいつもこいつもでか過ぎるんじゃ!
G2:G1のクリーチャー構成からもっさりミッドレンジと判断。後手を選択したら、1tにDark RitualからMind Twist X=3を打たれて、どうしようも無くて死。ってか毎ターンJuzamを引きつつSerendibとSedge Trollを出すな!

3回戦目 vs 龍之介さん(Mono Black)〇××
だから黒単は辛いんじゃ!
G1:白マナを引けばという場面でTransmute Artifactを引いて、無理やりMox PearlからBalanceで勝ち。「正直イラッとしました!」と言われる。ですよね。
G2:1t憂鬱で瞬殺。あれ、臨機応変は?
G3:Black Viceと憂鬱で負け。あれ、臨機応変は?3枚もベータをわざわざ買った臨機応変は????

4回戦目 vs Gallowさん(Rub Atog)〇〇
G1:お相手ダブマリで途中Wheel of Fortuneをうたれるも、こちらの引きが強くて勝ち。
G2:お相手土地詰まりの末にロックが決まったかと思ったら、トップにBlack Lotus。そこからTimetwisterをうたれ死んだかと思ったが、やはりこちらの引きが強くて勝ち。ってか2ゲームとも、7ドローの前にMillとDreamsが揃っていたのも大きい。

5回戦目 vs もすぎさん(URb Burn)〇ー
G1:完全にロックを決めて勝ち
G2:Energy Fluxを出され、こちらは土地税と象牙の塔を維持し続け、時間いっぱいに。なんだこの試合……。

 ということで3-2! 勝ち越し! いやっほーう!!
色々とプレイングに反省点はあるものの、勝ち越せたのは素直にめっちゃ嬉しいです。ただの草の根大会で勝ち越しただけではありますが、これでオールドスクールでランタンコンが普通に勝てるデッキであることは証明出来たのかなと。

 最後になりますが、再度のコロナの影響で紙が遊べなくなったために急遽このような大会を開催していただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、年末に楽しくMtgを遊ぶことが出来ました。主催の添削さん、運営やカバレージの方々、ジャッジの重箱まんじゅさん、スポンサーの曳山まつりか様、誠にありがとうございました。とってもとっても楽しかったです。


 モダンのランタンコンが使えなくなってしまって、がっかりしているそこの貴方にこの記事が届けばいいなと思いつつ。

かくして、ランタンコンはオールドスクールにて復活したのであった!!

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