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歴史に学ぶサバイバル術(4)チャーチルが不遇の時期をしのいだ方法

第二次世界大戦で不屈の精神

 イギリスの首相だったチャーチルの話を知らない人はいないだろう、幾多の伝記が書かれ、映画やドラマの題材にも何度もなっている。少し前までイギリスの首相だったジョンソン氏までもが伝記を書いている。
 ずんぐりした体形に葉巻をくゆらせ、独特のユーモアを連発する。ラジオでの演説で人々の心を奮い立たせ、当初の戦況不利もヒトラーに屈せず、ついにイギリスを勝利に導いた偉大な指導者として、永遠に歴史に名を残すだろう。


チャーチルの紆余曲折

しかし、彼の人生は順風満帆ではなかった。パブリックスクールクールでは劣等生、士官学校の受験に最初は失敗、政治家なのにsの発音がうまくできずに演説に苦心、最初の選挙で落選、自分が提言したダーダネルス作戦で見事失敗、再度の落選、当選するも冷や飯ぐらいの議員生活、そして第二次世界大戦後の総選挙での敗北と退陣、と数え上げただけでも、苦難と不宮が切り返し押し寄せる。これほど挫折が続く人間めげるものだし、一説によるとうつ病だったという話もあるが、持ち前の粘り強さで乗り切っていく。しかし、彼にはこうした不遇の時代をしのぐ方法を持っていた。それは何か?

不遇時代のチャーチルの過ごし方

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