0.33

あれから2日経った。
嘘であってほしい、夢であってほしいと思いながら
朝を迎え、今日も現実は変わってなかった。
保育士という仕事上、休むわけもいかず
自分を奮い立たせて今日もなんとか仕事に行った。

気が重い中出勤すると5歳の女の子が
「おてがみあげる」と1枚の封筒をくれた。
スノが好きなめめ推しの女の子
なぜこのタイミングで手紙をくれたのか
なんとなく状況が察知できて
『ここで読むと泣き崩れそう』と思い、
「お家に帰ってから読むね、ありがとう」とだけ伝えてその場を後にした。

意外にも、仕事中はいつも通りの自分でいられた
子どもたちに冗談言ったり、笑えていた
おにごっこする元気はなかったけど(笑)

みんなの前で涙を堪えきれなかった昨日とは違い
今日はいつものように仕事こなして家路についた。
だけど、家にいたら考えたくないこと考えてしまいそうだし、ケータイ触ってて見たくないもの見てしまいそうだし。と思い、結局温泉に行くことに

準備をしようと仕事用のカバンから財布をとると
女の子からもらった手紙が出てきた。
『お家に帰ってから読むね』
って言ったんだった。と、手紙を開けてみると

「○○ちゃん←(わたしの名前)には
 ○○←(女の子名前)がついてるからね!
 だいじょうぶだよ!ずっとだいすきだよ!」

の文字。見た瞬間涙が止まらなかった。
たった3行のメッセージだったのに
こんなにも暖かくて優しい気持ちになれるんだ、
あぁ。こんなにもわたしを守ってくれるひとがいる
こんなにもわたしを大切に想ってくれるひとがいる

その子がわたしをぎゅーっと抱きしめてくれたんじゃないかと感じるほどに思えた。
今すぐその子の元へ行って抱きしめたい
「ありがとう」って伝えたい。心からそう思った
明日は自分が休みだから、明後日保育園に行ったら
真っ先にその子の元へ走っていって
抱きしめてあげるんだ。絶対に

あの日から
食べたいと思うことも楽しいと思うこともなくなって。自分の中の感情の部分が空っぽになって、
気づいたら経った数日で3kg痩せてた

立ち直ることも、この想いを消化することも
『おめでとう』って言うことも
まだまだ先のことだろうけど
大倉くんのことは嫌いになれないんだよなぁ
だって中学生から好きなんだもん。
わたしを取り巻く全ての人たちが
「わたし=大倉くん」って認識なんだもん
それぐらいわたしの大倉くんへの想いは大きいんだもん。いいよね、もう少しぐらい悲しんでも

わたしを喜ばせるのも
わたしを悲しませるもの
いつだって大倉くんなんだよな。苦しいほどに

またこうやって考えてても眠れないだけだから
とりあえずスマホ閉じよ。

はぁ。明日休みだし美容院だし、、。
大恋愛の末の大失恋したから
バッサリ切ろうかな←絶対切らないやつ

今日も息して生きてた大倉担、エイター
みんなえらい。わたしも含めて
暖かくしてゆっくり休んでくださいね

明日も、大倉担とエイター皆さんの心が
健康でありますように。





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