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「私もスピリチュアルな能力が欲しかった」

おはよう。スピリチュアルネイティブのタケルです。

そういや先日、屋久島で出会ったある女性のことを思い出した。

彼女はアウトドアガイドとして旦那さんと一緒に島に移住した人で、ご自身もガイドにでたり、旦那さんのサポートをされてるとのことだった。

俺は取材で知り合い、その後の食事の時に何気なくみんなで会話をしていた。

ちなみにその時の取材チームは俺のスピ能力に理解のある人たちだった。場所が屋久島ってのもあって、「タケルくん、やっぱ屋久島って結構感じる?」というところから、

自然とそういう話になった。

俺「感じるも何も…屋久島はやっぱり石英が多いせいか、強い浄化作用があるなって思います」

知人「石英?」

俺「クリスタルに多く含まれる成分ですよ」

するとガイドの女性はすかさず

ガイド女性「そう、屋久島はクリスタルがとれるんですよ」

と合いの手を入れ、胸元から、屋久島産水晶のネックレスを見せてくれた。ネックレスは美しいマクラメでできていて、自分で作ったらしい。その場にいた誰もが感嘆した。

すると彼女は、苦笑いをしながらこういった。

「こんなの、誰にでもできます。私、本当はスピリチュアルな能力で稼ぎたいんですよ。島に来たら、能力が身につくって思ったんですけれどね」

彼女はそういって、ちらと俺をみた。生まれてこのかた何度も見てきた目だった。つまり、「いいな、あなたには能力があって」ってやつ。

「本当は誰にでもある能力ですから」

俺はなんとなくそういった。

「能力のある人ってみんなそう言いますよね。なんなら、いらないくらいのこと」

なんとなく場の空気がミョ〜っとしてきたので(なんだミョ〜って)、同行の編集者が話題を変えたところで、お開きになった。


スピ能力がほしい、と思う人の気持ち


俺からすれば、スピ能力が強いとか弱いとかは、誰でも生まれつきある力の一つに過ぎない。足が速いとか、計算能力が高いとか、声がでかいとか高いとか。

それでいて、本来は誰にでもある普遍的な能力だとも思ってる。

ただ、自分みたいに生まれつき強いタイプは、得てしてスピ能力で苦労してきた人が圧倒的に多い。

中には寿命を縮めた人だっているし、自分みたいに、感じたくもなかった父親の死を1年前から予知し続けて、悩み続ける羽目になった、なんてこともよく起こる。

正直、人生が修行仕様、みたいなとこはある。

でもその分、人生に対しての感じ方や見つめ方が、より深く広く、詳細になっていくというスペシャルなメリットもある。

このメリットは、スピ能力のおかげっていうよりは、自分と社会との立ち位置で葛藤したり、工夫したり、考え続けることで身についた宝物だ

ただ、そういう労力ってなかなか周りからは見えない。そして、ネットなどを通じて、スピ能力で稼げている人の姿の、

いいところだけがクローズアップされて見えたりするので、ただひたすらに「いいな」ってなるんだろうな。

「いいな、スピ能力があったらあんなふうに楽して稼げるんだ」

そんな楽観的で、無邪気な羨望の眼差し。まあ、いいとこ取りのないものねだりなんだよな。かといって、わざわざ「いや大変なことも多いっすわ」なんて説明して回るのもねえ。

彼女の手作りネックレスは、本当に素晴らしいデザインで、エキゾチックだった。

できるのなら、他と比べるんじゃなくって、自分の素晴らしい力を信じてくれたらいいな、と書いていてふと思った。

その能力に、本来は名前なんていらない。それは俺もそうなんだ。

便宜上、霊感とかスピ能力とか言ってるけど、きっと誰にでもある命の力の、表現なんだよな。

何度もいうが、それは誰にでもある

そして、自分で信じなくては開かない。

読んでくれてありがとう^^

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タケルlスピリチュアルネイティブ
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